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松村「 … 橋本は信じてねぇのかよ 」
橋本「 … 何がですか?」
松村「 あいつは 、まd 橋本「 北斗くん 」… 」
橋本「 忘れちゃったんですか?約束 」
人差し指を口に当てて松村さんを黙らせた
涼ちゃん 。約束って何?その質問をする前に
涼ちゃんは私の手を引っ張って走り出した 。
『 はぁっ 、はぁっ 、っあの 、!』
橋本「 (タッタッタッタッター) 」←
『 あのっ 、!!橋本くんっ 、!』
橋本「 っあ 、ごめん 、なんか 」
『 っ ……… いえ 、』
涼ちゃんは止まってパッと手を離してくれた 。
昔は同じ背だったのに今じゃ私よりも伸びて
髪も染めてザ・大人って感じ 。
橋本「 あなたちゃん …
俺と同い年なんだね!」
『 あっ 、そうなんですか 、?』
橋本「 うん!俺も高3!受験生!」
『 一緒ですね〜!』
橋本「 え 、ちなみにどこ高?」
『 堀越です!』
橋本「 … え?」
『 はい?』
橋本「 偶然 … 俺も堀越!」
『 … あ 、そうなんですか 、?!』
橋本「 こんな偶然ある?!
でも校舎内で会ったことないよねー!笑 」
『 で 、ですよね 、!!!』
待って待ってそれは予想外だ 。
涼ちゃん同じ高校だったの … ?!
全く知らんかった 、初耳!!!!!
橋本「 今度の放課後
ハイハイの練習見に来ない?」
『 ハイハイ … 』
橋本「 あっ 、HiHi Jets 、
俺が入ってるグループなんだ 」
『 … へぇ〜 、行きたいです!』
橋本「 おっけ 、じゃあ連絡先交換しとこ!」
『 はーいっ 』
橋本「 あ 、あと 」
『 え?』
橋本「 同い年なんだからタメでいこ?」
『 でも橋本くんの方が … 先輩だし 、』
橋本「 いーのいーの!俺そう気
使われんの嫌いだからさ!じゃ 、俺出番
なのにこっち来ちゃったからまた後でね!」
『 あっ … うん 、!』
… 向こうにいた仲間らしき人に声をかけに
行った涼ちゃん 。そんな涼ちゃんを見ると
やっぱり覚えているのは私だけ 。過去を
引き立っているのは私だけと実感させられる 。
もう … 君との思い出は忘れたいのに 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。