〜1時間後
ボクなりに周りの空気を読んで部屋に来た
本当に自分が情けなかった。
「形」になれなかったのに''お姉ちゃん''は...
ボクの居心地が良くなるように、周りの普段話さない子とも話して
ボクのために尽くしてくれた
絵名...ニーゴのみんなは、「二重人格」を解決するために協力してくれた
杏は周りの子の話を話してくれた
それなのに...
それに応えられない、ずっと引きずったままのボクは...
突然、スマホが光って
....気付いたら、ミクとルカが画面にいた
もうなんでもよくなってきて
何も悪くないのに、ミクに当たってしまった。
....また自分が嫌になる
あーあ
消えちゃいたい
それは...そうだけど
「消えたい」って気持ちが....今までにないくらい膨らんだ。
......ッ
喉の奥が痛い
...なんでこうなるんだろう
ボクは毎回そうだ
話しても「ハッピーエンド」になんかならなくて
当たって....
何回も何回も何回も繰り返して...
...瞬間、記憶が飛んだ
白いツインテールの子と、ピンク色のロングの人が...
私のスマホの中(?)から出ている
2人の言う意味が分からない
だって...私、本当に「瑞希」なのに
.....もしかして、もう1人の私とまた...
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言ってたこと...
多分、「二重人格」に関することだよね...
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...私、なにかしたっけ?
「変える」のも...もちろんだけど、
私はそれ以上に、自分で味わってみたかった
「つまらない」がどの程度なのかを
....多分
「好き」を理解してもらえないのも、
周りの人が「それ」について広めるのも、
...瑞希は慣れちゃって飽きたから
「つまらない」
って感じるようになったんだろうな
だったら私が変えてやる
「慣れてる」を「鮮明」に変えてやる
私の...私のかわいい瑞希を「否定」したやつらを後悔させてやる
....だって「好き」って気持ちは、
生きてる中で1番大切だから。
私は...そういう素敵な気持ちを抱いたことがないから
自分を「理解」して、周りのことも「理解」して、
誰よりも「感情」を大切にする瑞希を
応援したい
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👀✨️50⤴︎
💘10⤴︎
🌟無条件
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!