少し前....ってことは、ボクが二重人格を「発症」する前かな...?
学校って....
ボク、そんな事まで言ってたっけ
...ボクの口から「悩み」という名の「ヒミツ」を言うのは難しい。
だから....
ミクの頭にはてなマークが浮かんだ。
ボクはニーゴのみんなに「このこと」を話した時のように
頭の中で、しっかり伝わって
ボクについて話しすぎない程度
に話をまとめた。
自分が一番分かってる
ボクの「大好き」を
他の人に「理解」されて「認めて」貰うには
少し時間がかかる、って
それだけ聞いて、走って広めていった人も沢山いた
....そこからボクは人を「信用」出来なくなっていったんだ
本当....かな....
何度も繰り返して
失敗してきた。
「この人なら....!きっと...ボクを....!」
って思っても
話したら呆気なく終わって
なんなら「気持ち悪がられて」
何回も何回も
正直、「大丈夫」と言われても安心できなかった。
それに、絵名に「ボクのこと」を話すつもりもなかった。
_________それなのに
それなのに.......
悩みの1つも話せないくせに、「本当の友達」になりたいって思っちゃったボクは....
本当に...ズルいな...
....卑怯だよ...
言いたいけど....そんな勇気どこから....
ミクが悲しそうな顔をして、こっちを見ている
_______今にも泣き出しそうな顔
ミクは頷いて、ルカの隣に座った
next➩
👀✨️50⤴︎︎︎
💓12⤴︎︎︎
⭐️40⤴︎︎︎
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。