第61話

フィッシャーズ マサイ受け BL 続
6,469
2020/02/10 04:31
このお話はもとる🐭🧀さんの小説
『フィッシャーズ マサイ受け BL』
のお話の続きとなっています!
なんのこっちゃ分からないという方は
是非1度見てください!!!
と言っても大人気の方ですから
ほとんどの方が分かるんじゃないかな…|ω•)チラッ♡
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~シルクside~
あれから1ヶ月が経った。
マサイは今までと変わらず動画に出てくれるし
家にも来てくれる。
ただし…『誰かと一緒に』。


今日は全員が家に来ている。
他の奴らは俺らが別れたの知ってるから
あんま2人にしないようにしてくれてるみたい。
マ「あ!だほちゃんソレ、チョーダイ(。・д・)σ--→」
マ「ぺけ〜.°ʚ(  *´꒳))ω`,,)ギュッ♡」
マ「モトキ〜、これやって(இдஇ`。)」
マ「ダーマ!スマブラやろ(*^^*)」
マ「今日午後ザカいないの?ちぇ、つまんない(._.`)」
あー…俺、まだマサイのこと好きなんだな。
1週間もしないで別れるって
俺なんかしたのかな…?
全然心当たりねーよ。
そうブツブツ呟いていると
モ「シルク?大丈夫?」
モトキが心配してきてくれた。
シ「…ああ、ありがと(*^^*)大丈夫だよ。」
モ「…。シルク、ちょっと出かけよ!」
シ「え?ああ、いいけど」
モ「決まり(*^^*)ねーみんな!俺とシルク出かけてくるね!」
あれ?みんなでじゃなかったんだ。
ダ「ココアシガレット〜」
ぺ「お茶〜」
ン「Lチキ〜」
ザ「中本〜」
みんながそれぞれ欲しいものを要求する。
モ「覚えてたらね〜‪w」
モトキが悪魔の笑みをしだした\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/
ン「マサイは?」
マ「え?俺…俺は、いいや」
マサイは…俺の方を見てすぐ目を逸らした。
ああ…俺ってこんなに嫌われてんのか。
モ「じゃあ行ってくるね!ほらシルク行こ」
シ「あ、ああ」
目をそらされたことが予想以上悲しくて。
泣きたい気持ちをグッと堪えた。
マンションを出てしばらく歩く。
モトキはずっと話しかけてこなかった。
ただ俺の横をポッケに手を入れながら歩いていた。
どこに向かっているのかも分からない。
こっちにLAWSONってあったっけ?
LチキならLAWSONじゃないとダメだし。
シ「な…なぁ、」
モ「ん?どした?」
俺が声をかけるとモトキは俺に微笑んだ。
その顔を見るとすごく悲しくなる。
モトキの顔が嫌いなんじゃない。
今まで我慢していたものが全部崩れそうだった。
俺は立ち止まりモトキに問いかけた。
シ「何で連れ出してくれたの?」
そう言うとモトキはしばらく黙り
モ「連れ出して欲しかったんでしょ?」
その言葉で全部が崩れた。
俺の目からはドバッと今まで溜まっていた涙が
一気に流れてきた。
視界が歪む。
するとモトキが俺の前に立ち頭を撫でてきた。
優しい撫で方、そして
モ「よく頑張ったね」
俺は声を出して泣いた。
ここが住宅街の真ん中ということも忘れて。
季節は冬。
モトキは首に巻いていたマフラーを俺に渡して
顔を埋めて泣くといいと言った。
声が聞こえずらくなるから。
俺は言われた通り顔にマフラーを当てた。
モトキは俺の腕を引っ張り人通りの少ない公園に来た。
モ「シルク、マサイと何があったの?」
ベンチに座りそう聞かれる。
何があった…
シ「わかんねぇ…。」
理由なんて俺が聞きたい。
俺が何をしたのか、何で別れようって言ったのか
何もわからない。
シ「マサイに、嫌いって言われた。」
あの時言われた嫌いの言葉。
マサイが決めたことだから。
マサイが俺を嫌いならそれでいい。
そう思ってた。
モ「マサイ、どうしてそんなこと言ったんだろ。」
シ「え?」
モ「マサイさ、付き合う前も付き合ってからもずっと俺らにシルクのこと話してたんだよ?シルクはかっこいい、自慢の彼氏だってずっと。」
マサイ…そんな風に言ってたんだ俺のこと。
モ「シルクもシルクでずっとマサイの話ばかりだし、こいつら爆発しねーかなとかみんなで言ってたんだよ。あ!もちろん冗談だから!」
シ「分かってるよ‪w」
モ「やっと笑った‪w」
え?
モ「シルク、別れてから1度も笑ってなかったんだよ!俺らの前でも、動画の時も!」
動画の時も?でも、編集の時見てるけどちゃんと笑って…
モ「動画の時、作り笑いしてたでしょ。」
シ「そ、そんな…」
モ「とぼけたって無駄。視聴者さんも気づいてるよ。お前最近Twitter動かしてないだろ。色んな人がお前のこと心配してくれてたんだぞ。」
俺1人の問題で何人もの人に迷惑をかけていた。
俺は自分のことしか見てなかった。
ダメだな。
シ「こんなんじゃ、YouTuber失格だよな。」
モトキは何も言わなかった。
シ「さっきもさ、目が合ったのにすぐ逸らされたんだよ」
モ「え?」
シ「ダホがマサイに何欲しいか聞いた時、目が合ったんだけど…」
モ「…なるほど。ねえシルク」
シ「ん?」
モ「もし俺が、お前のこと好きだって言ったら…どうする?」
……は?
好き?
モトキが?
俺を?
シ「え…いや、は?」
モ「くすっ‪w冗談だよ‪w」
シ「は?!お、お前!」
モ「あはは‪w…実はさ、これ口止めされてるんだけど…聞きたい?」
口止め?
まあでも、マサイのことなら
シ「聞きたい」
モ「言うと思った‪wマサイね、別れてからもずっとシルクのこと大好きって、かっこいいって言ってるんだ。」
シ「え…?」
モ「本当はマサイも別れたくなかったんだよ‪w俺も理由聞いてバカだなって思った‪w」
シ「えっと…理由って…」
モ「それは…本人から聞きな(*^^*)♡」
そう言ってモトキは公園の出口へ歩いて行った。
そこで気づいた。
人の影があることに。
モトキはその人へ声をかけ帰っていった。
そしてその人が出てきた。
シ「?!…マ、マサイ?!」
マ「…あ、えと。」
俺はマサイの元へ走った。
距離約50cmがものすごく長く感じた。
マサイに触れたいのに触れられない。
俺はマサイの前に立った。
マ「あ…シルク、俺ほんt」
シ「マサイ!」
マサイが話しているのを途中で遮った。
マサイはビクッとしていた。
今までの俺ならここで引き下がるだろう。
シ「…抱きしめてもいいか?」
一瞬たじろいしたがやっと俺の気持ちを言うことができた。
マ「い…いよ。」
俺はマサイをぎゅっと優しく包み込んだ。
とはいえ身長的にマサイの方がでかいから
本当に抱きついてるだけに見えるけど。
マ「シ、シルク!俺…」
シ「うん、うん。ゆっくりでいいぞ」
マ「俺、本当はシルクと別れたくなかったの。ずっとずっと幸せが続けばいいのにって…。でもね、それを友達に話したら…キモいって言われた。男同志で付き合うのはキモいって…。だから、シルクがそんな風に言われるくらいなら別れた方がいいのかもって。でも、そんなこと言ったらシルク悲しむでしょ?だから俺…」
シ「そかそか。よく頑張ったな!」
俺はマサイの頭を撫でてやった。
するとマサイは声を上げて泣きじゃくった。
マ「シルク、ごめんね!俺、シルク大好きなの!」
シ「俺もマサイが大好き!だから、もう一度付き合ってくれませんか?」
マ「でも、キモいって言われちゃう。」
シ「気にすんな。俺は別に気にしない。けどマサイ1人が言われたんなら怒るけどな‪w」
マ「俺、シルクのこと嫌いって行っちゃった。」
シ「でもさっきは大好きって言ってくれた。」
マ「…本当に、俺でいいの?」
シ「俺はマサイとしか付き合いたくない。」
マサイは少しの間黙り、俺の方を向いた。
その顔は真っ赤で涙や鼻水の跡が残り目は腫れていた。
マ「シルク…俺と付き合って下さい!!!」
シ「ちょっと待て!それさっき俺が言った言葉!!!」
突然何を言うのかと思ったら。
でも2人は見つめ合った後( ´∀`)フハと笑いだした。
シ「ꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラしょうがないな‪wお願いします!」
マ「.*・゚(*º∀º*).゚・*.あ、えっと、俺も!よろしくお願いします!」
2人で笑いあった後は仲良く手を繋いで
メンバーが待ってる俺の家へ帰っていった。
メンバーにもちゃんと報告した。


みんな心配してくれていたみたい。
マ「シルク!離れないでね!」
シ「こっちのセリフです〜‪w」
2人繋いだ手にはキラリと光る指輪が見えた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
む、難しい( ›_‹ )
てか初めてじゃね?
ここで🔞以外書いたの(° ꈊ °)✧˖°オホッ!
とはいえせっかく大好きな作者さんの小説を
受け継いだのに…大丈夫かな?|ω•)チラッ

プリ小説オーディオドラマ