さて 、 名前をまず聞いても？ 

 なるほど 、 ではあなたさん 

 この先 、 あなたは学園のクレセントと 
 呼ばれるわけですがその前に一つ
 一つだけ 、 お願いがあります

 …… おや 、 意外と前衛的なのですね 

 これまたある意味個性的な生徒が来ましたね … 

 まるで機械と話しているようです … 

 …… 本校で暴れないこと それで十分です 

 絶対ですよ！？いいですね！？ 

 い 、いえ ……
 … 1人目の生徒が色々 … ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ 

 ンン"っ （ 咳払い ） 

 まぁ 、 覚えておいてくださいね 
 ぜっったいに

 おや 、 ナイスタイミングですね 
 どうぞ入ってください

 ご苦労様です 

 早速本題に入りましょう 

 そもそもクレセントとは …
 三日月を表す我が校のみ伝わる 
 暗号のようなものです

 昔からある … 
 いわば言い伝え …… ルールです 

 そもそもこの方式には二つの暗号があり 
 そのひとつがクレセント
 2つ目はフールムーンです

 いずれにせよ特殊な魔法士 …
 いわば優秀ではないとまず呼ばれません 

 そしてこの2つの単語には 命令があります 

 あなたくん 、 君は三日月 
 クレセントと言われました

 三日月（不完全）と呼ばれた生徒は 
 他寮を支え 、 協力することが命令です 

 先程言った通り全寮と関わるのは前提に
 クレセントの生徒は 他寮の生徒を
 全面的に手助けしろという命があります 

 残念ながら先程のお願いとは違って 
 断ることはできません

 昔からの形式に歯向かう訳にも 
 行かないので 

 満月（完全）ならば全く逆
 他寮が逆にその者に全面協力ですね 

 なので寮長のみなさん ＿＿＿＿＿