ジャックとあなたが雑談している間、あなたはとある事に気がついた
あなたはそう言うと寮の外へ出た
学園長を探すも、なかなか見つからずウロウロと歩き回る
ほぼラギーの様な口調だが無いよりはマシだろうとその場しのぎででた言葉だった
が、目の前の男は少し顔を顰める
ドン引きだ
デイヴィスは嗚呼…と納得した
嫌ぁ、そりゃそうだろ
逆になぜ学園長はこの女を寮に向かわせたのだろうか
あなたは学園長が居るであろう方へ足を運ぼうとした
あなたは少し沈黙した
………何故、今それを聞かれる?
今は関係ない話だろうと
そんな心情だったのだ
あなたは戸惑いを必死で隠しながらそう返事をすると今度こそと足を学園長が居るであろう方へ運んだ
暫く歩くと、廊下に学園長の影が見えた
気配を癖で隠していたあなたは、それに気が付かず学園長に声を掛けたのだ
学園長が驚いても無理は無いだろう
そんな愚痴をこぼしながら学園長と共にオンボロ寮へ向かった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。