毎朝、バス停までダッシュで向かう毎日。でも、最近朝寝坊してるおかげで1ついい事があった
それは、毎朝自転車に乗ったイケメンとすれ違うこと
なんて考えてるうちに今日も前からいつものイケメンが…
あれ?今なにか落とさなかった?
私の声は届かずイケメンは行ってしまった。
急いでバスに乗り込むと、もう1度彼の学生証を取り出した。
学校に着き、友達を文化祭に誘うと大喜びされ彼の高校に行くことになった。
〜翌日〜
友達とそんな会話をし、校舎内を彼を探しながら回っていた。
そこには、「運命の人探しゲーム」と書かれていた。
私たちは、そのゲームをやりながら文化祭を楽しんだ
文化祭の出し物を1通り見終わったころ
那須くん、結局見つからないな…
紙を返しに行こうと、首から取った瞬間…
紙を落としてしまった
すると、私が拾うより先に、横から手が伸びてきた
そう言って、顔をあげようとした時
少し驚いたような顔で、那須くんは私に聞いてきた。
そう言って学生証を渡すと
そう、笑顔で答えてくれた
···
2人で写真を撮り終え、帰り道
那須くんが突然真剣な顔になった
考える間もなく、そう答えていた
こうして、2人は一緒に帰りましたとさ
作者からの宣伝
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。