第50話

【第49話】止めるな、失うな
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2021/06/26 03:12
戦場に戻って来て、皆さんの状況に絶望しかけた

それと共に、無惨への怒りが倍増した
竈門炭治郎
竈門炭治郎
ッ!伊黒さん!優春!無惨が分裂する!
確か、珠代さん曰く、無惨は分裂して始まりの呼吸の剣士である縁壱様から逃げたと聞きました

また、それを繰り返す気なんだ...ッ


私は無惨の元に走り、技を出そうとした。

けれど...
無惨
無惨
(分裂できないだと...ッ)
竈門炭治郎
竈門炭治郎
(きっと珠代さんの薬だ!)
無惨を倒すためにとこの日のために作られたたくさんの薬。

一つ一つが無惨に作用し、確実に蝕んでいた。


お2人の努力、ここまで形となって成果を表しているのです..

心からの感謝の思いを直接伝えられないことがとても悔しいです..
竈門炭治郎
竈門炭治郎
(いける!!)
雛鶴 優春
雛鶴 優春
ッ!
雛鶴 優春
雛鶴 優春
炭治郎さん!あまり突っ込んでは...!!
その時、無惨は何も動作を起こしていなかった。

けれど、なぜかふとそう思った
けれど、私の声は彼の耳には届いておらず、彼はその足をひたすらに動かした
雛鶴 優春
雛鶴 優春
(このままじゃ...ッ)
すると、私の足も自然と無惨の元へと動いていた



それと同時に、前動作なく無惨の体が眩しく光った










一瞬でした。
先程のように一瞬で吹き飛ばされた


ダメージの全てを受け流すことが出来ず、身体中が痺れた


先程とは比べ物にならないほど半壊した建物
どこまでも続いているように見える地割れ
辺りに飛び散る赤い血

これが1つの人物から放たれた攻撃の結果と考えると、急に心が怯えた。


でも..今この場で怯えることは許しません..私が!
雛鶴 優春
雛鶴 優春
無惨!
あなたが向かうのはそっちではありません!
雛鶴 優春
雛鶴 優春
正々堂々こちらに向かってきてください!
無惨
無惨
愚者め。私のことは私が決める
雛鶴 優春
雛鶴 優春
愚者はあなたです!
身体中から垂れる血を止血することなく足を前に出した
時には進む途中でふらついて倒れてしまうかもしれない。
ふらついても、倒れてもいい
進んだ事実。
それが何よりも重要で、私にとっても、あなたにとっても...きっと、自分を認める一部になるから
無惨
無惨
異常者共が何をほざくか
無惨
無惨
私は私の道を進むのみ
無惨
無惨
貴様らに干渉できぬ道を歩のd..((
雛鶴 優春
雛鶴 優春
話を聞け、無惨!
前方に見えていた無惨との距離を一気に詰め、その勢いを利用して無惨を押し倒した
無惨
無惨
貴様..ッ!
雛鶴 優春
雛鶴 優春
お前に1つだけ教える
雛鶴 優春
雛鶴 優春
間違った道を進んだとしても、私に干渉できないとしても、あなたが後悔したとしても
雛鶴 優春
雛鶴 優春
私達は何も言わない
雛鶴 優春
雛鶴 優春
けれど
ずっと言いたくて、言えなかった一言...
これは、無惨でも、仲間の皆さんへの言葉でもない。

私自身への言葉
雛鶴 優春
雛鶴 優春
決して止まってはいけない!
無惨
無惨
何も言う。
私は止まったことなどない
雛鶴 優春
雛鶴 優春
いえ、あなたは止まりかけている。
現に、この場から逃げようとした
雛鶴 優春
雛鶴 優春
これは、私達鬼殺隊への反抗を止めたことになります故^^
無惨
無惨
ッ....
無惨は唇をキュッと噛み締め、私を鋭い目で睨んだ
無惨
無惨
黙れ!!
無惨は私を退けるためにもう一度広範囲攻撃を行った

しかし、その威力も、または範囲も先程より弱く、狭かった。


無惨もやはり消耗が激しくなっていたのです
吹き飛ばされた威力を足の裏で受け止め、回転を加えて威力を殺した
その時、再度逃げようとする無惨の前に人影が1つ見えた
嘴平伊之助
嘴平伊之助
よくも..やってくれたなぁ、許、さねぇ..ッ
無惨は行く手を阻む伊之助さんを攻撃しようとするが、疲労で技が出せないようだった
嘴平伊之助
嘴平伊之助
返せよ
嘴平伊之助
嘴平伊之助
手も 足も 命も 全部返せ
嘴平伊之助
嘴平伊之助
それができないなら..ッ
伊之助さんの声が段々と小さくなっていた。

これは疲労ではないでしょう
きっと、悲しいから
憎いから
嘴平伊之助
嘴平伊之助
百万回死んで償え!!!
涙が被り物の隙間からぼとぼととこぼれ落ちていた
雛鶴 優春
雛鶴 優春
ッ!(皆さん、合流できる..ッ)
隠の方々が迅速に応急処置を行い、段々と命の気配が濃くなっていた
雛鶴 優春
雛鶴 優春
(それまで、伊之助さんを援護しつつ待つしかない!)
雛鶴 優春
雛鶴 優春
漆ノ型 葉の斬舞
無惨
無惨
(刀が飛んでいる..いや、糸か..ッ)
私はいつもよりも大きく刀を操り、無惨の体に絡めた

糸から刀を切り離し、攻撃に移る
嘴平伊之助
嘴平伊之助
ッ!
我妻善逸
我妻善逸
伊之助、踏ん張れ!
炭治郎はまだ生きてる!心音がする!
1人..また1人と希望がやって来る。

この希望を何一つ削ってはいけない


必ず、守らなければいけない




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作者
作者
今回はここで終了です!
雛鶴 優春
雛鶴 優春
作者さん
作者
作者
優春ちゃんから話しかけてくるとは珍しいですな
何でしょうかッ!!
雛鶴 優春
雛鶴 優春
私、カナヲ以外に敬語を使わないの、初めてです...
作者
作者
あら、そう言えばそうでしたね
作者
作者
どうしでした?中々敬語以外も話しやすいでしょう?
雛鶴 優春
雛鶴 優春
.......あの時は感情に任せて突発的に出してしまいましたけど、後からやっぱり違和感が..
雛鶴 優春
雛鶴 優春
だって、このアイコンでいつも敬語を話しているイメージがついていますから。
作者
作者
ぇ、いや、そんなこと言わないでくださる??
雛鶴 優春
雛鶴 優春
事実です
作者
作者
そ、そうですけど〜
まぁ、たまにはいいじゃないですかッ
作者
作者
かっこよかったですよ、優春ちゃんのタメ口☆
雛鶴 優春
雛鶴 優春
かっこいい...
作者
作者
(満更でもないようですな)
作者
作者
ではでは次回もお楽しみに!
作者
作者
さようなら〜!!!!!
雛鶴 優春
雛鶴 優春
さようなら^^

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