第54話

【番外編】稀な血
401
2020/11/19 08:06
「面白い方です」

そう言って、珠世さんは笑いました



そのお顔は、

静かな夜に、周りの星を明るく照らす月のように優しく、凛と美しかったのです
珠世
珠世
あの、優春さん..?
珠世
珠世
これから、私共の屋敷で少しお話をしてくださいませんか?
優春さんのお話を聞いてみたいのです
雛鶴 優春
雛鶴 優春
ッ!
雛鶴 優春
雛鶴 優春
私で良ければ、喜んで^^
予期せぬ言葉に私は少し驚いてしまいましたが、すぐに了承しました


横からすごく睨まれているような気もしなくは無いのですが....
愈史郎
愈史郎
(ゴゴゴ
↑正体
珠世
珠世
では行きましょう
私は珠世さんと愈史郎さんの後ろを着いて行った


進んだ道はごく普通の道で、「こんなところに住んでいて安全なのだろうか..」と思った
しかし、私の考えはいらないことだったようです
珠世
珠世
こちらです
そう言って連れてこられたのは、敷地を隔てる壁の前でした
雛鶴 優春
雛鶴 優春
......?
愈史郎
愈史郎
おいお前
そんな所で突っ立っていては目立つだろう
愈史郎
愈史郎
早く入れ
すると、愈史郎さんは躊躇うことなく壁に突っ込んでいきました

ですが、ぶつかってしまう心配などなく、
するすると壁をすり抜けてしまったのです
雛鶴 優春
雛鶴 優春
(成程、術で隠していたんだ..)
納得し、私も続いて壁をすり抜けた














珠世
珠世
ふふっ
優春さんのお話はとても柔らかなお話ですね
雛鶴 優春
雛鶴 優春
そ、そうでしょうか
珠世さんは私の話を静かに、優しい笑顔を浮かべながら全て聞いてくださった

私ばかり話していたため、少し喉が乾いてしまいましたね..
雛鶴 優春
雛鶴 優春
あの、私ばかりお話をしてしまって..
珠世
珠世
いえいえ、私からお願いしたのですし
構わないのですよ
珠世
珠世
そう言えば、先のお話で、優春さんは稀血だとおっしゃいましたよね?
雛鶴 優春
雛鶴 優春
はい..
珠世
珠世
あの、もし宜しければ、少し採血させては頂けないでしょう?
珠世さんは表向きは医者だそうですが、鬼殺隊側としては薬をお作りになられているそうです

例えば、しのぶさんの使っている"鬼を殺す薬"

これも、しのぶさんと珠世さんが協力してお作りしたそうです




そして、今作っているのは...


"鬼を人に戻す薬"だとか...
雛鶴 優春
雛鶴 優春
私の血でよければいくらでも^^
珠世
珠世
ありがとうございます
その後すぐ、珠世さんは慣れた手つきで採血を行った
愈史郎
愈史郎
珠世様、なぜ、稀血を採血したのですか?
珠世
珠世
鬼の大好物である稀血の成分を少し調べておきたいと思っていたのよ
雛鶴 優春
雛鶴 優春
私の血でも、研究の材料にはなるのですか?
珠世
珠世
はい、もちろんです
雛鶴 優春
雛鶴 優春
.......
言ってくだされば、私で良ければいくらでも協力させて頂きますよ^^
珠世
珠世
本当に、ありがとうございます^^
珠世さんの声はとても落ち着いていて、大人な女性という感じがとても伝わった

いつか、自分もこんな風に大人っぽい女性になれたら、と思うことがあります



けれど、このままでもいいと思える自分もいるのです

珠世さんの透き通った中に貫きたい信念が込められた瞳を見ていると、そう思えるのです
鎹鴉 (鈴丸)
鎹鴉 (鈴丸)
カァカァ
優春、東ノ街ニ行ケ!
雛鶴 優春
雛鶴 優春
分かりました
珠世
珠世
任務のようですね。
長らく引き止めてしまってすみません
雛鶴 優春
雛鶴 優春
いえ、私がいたくてここにいるので
愈史郎
愈史郎
ほれ、さっさといかんか。(俺と珠世様の)時間がなくなってしまうだろ
雛鶴 優春
雛鶴 優春
そうですね^^
私は装備を付け直すと、スッと立ち上がって、2人の方を見た 
雛鶴 優春
雛鶴 優春
珠世さん、きっと、珠世さんの作るお薬が世界を変えること間違いなしですね^^
珠世
珠世
そんなことはないですよ../////
雛鶴 優春
雛鶴 優春
愈史郎さん
この世界でたった1人の大切な女性は、側にずっと着いてあげてくださいね^^
愈史郎
愈史郎
あ、あぁ../////
顔を少し赤く染められた2人を見ると、とても幸せそうに見えました
「この笑顔をお守りするのは、私の役目ですからね」


そう心の中で呟き、私は任務に向かった



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作者
作者
今回はここで終了です!
作者
作者
ほんっとうに愈史郎くんは珠世さんがお好きですね〜
愈史郎
愈史郎
ッ..../////
作者
作者
(あれ、即答すると思ったのじゃがな...)
作者
作者
それでは次回もお楽しみに!!
珠世
珠世
さようなら
愈史郎
愈史郎
じゃあな
作者
作者
さよなら〜(ˊᗜˋ)

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