第93話

番外編9-2
4,061
2023/03/14 07:00
拓哉「ふぅさんこれどこー」


風雅「あー、それそこ置いとって」


拓哉「はぁい」







ふぅのお母さんが車で運んできたダンボールたちを全部運んで、今は荷物を分けてるところ



…意外と物が多い、笑







「…あ、卒アルだ」







1人でテキパキ作業しているとふぅの小中高の
卒アルを見つけた







「…気になるからちょっと見よ、笑」







中学校と高校はたくにぃのやつ見たことあるから
小学校のを見ようかな、笑







「…わっ、かわい」







中を開くと今のふぅとは考えられないかわいい子が載っていた



…ぜんっぜん違うんだけど、笑







風雅「…あなた、何見とるん」


「…ビクッ、あ、いや、これはそのー、」


風雅「…小学校の頃とか恥ずかしいからあんま
見んとって、」


「えぇ…めっちゃかわいいのに、笑」


風雅「…まぁ、あの頃は俺もかわいかったけどな」


風雅「…てかあなた、ちょっと来て」


「え、なになになに、」







腕を引かれ、リビングの外に連れて行かれる







風雅「…これ、」







私の前に差し出されたのは…鍵、??







風雅「…持っていてほしい、あなたがいつでも
入ってこれるように」


「え、いいの、??」


風雅「うん」


風雅「…あと、いつか同棲するために、な、??」


「…//」


「…ありがとっ」







合鍵かぁ…嬉しい、







拓哉「…ふぅさーん、これどこー!!


風雅「…拓哉が呼んどるし戻るかぁ」


「うんっ」


風雅「…あ、忘れ物した」


「なn…」


風雅「…チュッ」


「…へ、」


風雅「…ふはっ、かわいい、笑」







そうして何気なくリビングに戻るふぅ



…かっこよすぎて、しばらくその場から動けなく
なったのは秘密

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