ーーーーーーーーーー
ある日の学校にて
ーちぐさsideー
正直このことをあなたちゃんに伝えるかは、凄い迷った
でも、何も言わないで転校でーす。なんて、あなたちゃんに問い詰められちゃうなってw
だから伝えた
本当にみんなに会えて良かったって、心から思ってる
この短い間で色々な事があったな
僕にこんな感情芽生えたの初めてだし
ほんとに
好きだったな
この短い期間で好きになる僕が変なのかもしれないけど
ここで思いを伝えないで後で後悔しないかな
いや、
きっと後悔するだろうな
でも、、
キキーッ
ドン←効果音下手くそか
くっ、車、、?
でも、跳ねられたにしては痛くないし、、
もしかしたらと思って振り返ってみると
そこにはーー
あなたちゃんが僕を庇って跳ねられていた
う、嘘、、
人がどんどん集まってくる
しかも僕は焦りと後悔で電話すらかけられなかった
もうそこからの記憶はない
困惑していたのだろう
気づいたら病院のベットの上にいた
すぐ立って走り出そうとすると思うように足が動かない
足を見る限り左足を骨折しているみたいだ
プラス点滴やらなにやらあってベットから起き上がれるわけも無い
ガラガラ
ーあなたsideー
短い間とはいえ、寂しいなぁ
って、なにあのトラック
おっきいなー
かっこいい!
ふーん、ちぐさくんはあそこの横断歩道渡って帰るのkって
聞こえてない、?
私の体、勝手に動いた
でも、私もこれが正解だと思う
ちぐさくんが、危ない
キキーッ
すっごいブレーキの音
ドンッ
ーちょっとカットー
そこから私は何日も目を覚まさなかったらしい
目を覚ますか危うくなったけど
みんなが毎日付きっきりでそばにいてくれて
目が覚めた
かにちゃん、凄い楽しそうに喋ってくれてるな
もう少しだけ聞いていたいけど心配かけるよね
愛されてるなって感じた瞬間でした!
かにちゃん最高!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。