タッタッタッ
昔のことはこれしか覚えてない。
物心がついた時から、親がいなくて、
お兄ちゃんと二人で生きてた。
私達の国には、政府と裏政府が存在する。
政府は上辺だけ
裏政府は裏で私達、そして国を支配してる。
裏政府はより良い国へ目指すため、有能な人物
を選別し、上辺だけのいい国を作ろうとしてる。
その計画を『人間選別』と名付けた。
有能と判断されない人間は、誰にも知られていない
暗い監獄に連れていかれる。
必要としない人間は、光さえも浴びては行けない。
その計画を知っている人は逃げ惑い、そして
自ら命を絶つ人もいる。
そこで私は有能な人物として、選ばれてしまった。
そして、これは私と裏政府と対立する
7人の反政府組織との出逢いの物語。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。