シルクside
あなたの部屋が少し開いていた。
ちらっと見るとモトキとあなたがいた。
ああ、そういえば...。
モトキとは幼なじみって言ってたな...。
ただなんだか...すっげーもやもやする...。
俺はもやもやを抱えたまま部屋に戻った。
Youside
モトキと話したあと、
私はシルクさんにちょっとした用事があり部屋に行こうとするが...。
部屋に入るシルクさん。
なんだか元気がないような...。
何かあったのかな...。
私はシルクさんの部屋の前でノックする。
シルクside
コンコン
部屋に入った途端、
誰かがノックしてきた。
ドアを開ければ、あなたの姿が。
なんだかもじもじしているな...。
気になるな...。
あなたと会ってももやもやが取れない...。
それどころかもやもやが大きくなった...。
わかんないって...中途半端だなぁ...w
もっともやもやしてきた...。
すごいな、俺勝てないかもしれない。
それもそうか。
数日しか過ごしてないやつのこと好きになるわけないか...。
しかも吸血鬼の俺なんか...。
突然の誘い...。
普通にびっくりした。
俺ちょっと間抜けな声出しちまった...。
まさかこれってデートか...?
そんなわけないか...。
俺のもやもやは一気に消えた。
あなたの一言で。
明日...楽しみだな。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。