第49話

"
9,698
2020/05/01 05:00
切符を買いに行った善逸が戻って来て、いよいよ列車に乗り込んだ
伊之助「うおおおお!!腹の中だ!!主の腹の中だうぉおお!!戦いの始まりだ!!」
『…!』
伊之助の一言にドキリと心臓が跳ねた
善逸「柱だっけ?その煉獄さん、顔とかちゃんと分かるのか?」
炭治郎「うん。派手な髪の人だったし匂いも覚えているから。あなたは煉獄さんと仲良いみたいだし…あ、だいぶ近づいて…」
煉獄「うまい!」
一際大きな声が聞こえてきた
『(生でうまいを聞けるとは…!)』
煉獄「うまい!うまい!うまい!」
「!?」
『煉獄さんはああいう人だよ』
近づいて行くにつれて声が大きくなる
善逸「あの人が炎柱」
善逸丸見えだよ炭治郎に耳打ちする
まあそうじゃないと聞こえないもんn「うまい!」
…いや声デカイな
炭治郎「うん…」
善逸「ただの食いしん坊じゃなくて?」
『煉獄さん!お久しぶりです』
私が話しかけると煉獄さんは弁当を食べながら振り向いた
煉獄「よもや!あなた少女じゃないか!同じ任務だったのだな!」
『はい!』
そして私達は席に座った
炭治郎は煉獄さんの横だよ、仲良いね煉炭かな←
私は善逸と伊之助の前に座ってるよ
煉獄さんの前に座ると目力と声量で殺されそうだしね←
炭治郎は煉獄さんにヒノカミ神楽について聞いているが、煉獄さんは知らん!と大音量の声で一蹴した
煉獄「君の父がやっていた神楽が戦いに応用出来たのは実にめでたいがこの話はこれでお終いだな!!」
炭治郎「えっ!?ちょっともう少し…」
煉獄「俺の継子になるといい、面倒を見てやろう!」
炭治郎「待ってください!そしてどこ見てるんですか!」
炭治郎…煉獄さんの焦点は合わないものと思った方がいいゾ…(失礼)
煉獄「炎の呼吸は歴史が古い!」
そう言って煉獄さんは呼吸の説明を始めた
煉獄「溝口少年君の刀は何色だ!」
炭治郎「!?俺は竈門ですよ、色は黒です」
煉獄「黒刀か!それはきついな!」
炭治郎「きついんですかね」
黒刀と言えば、縁壱さんも黒刀…
日の呼吸の使い手だもんな…
これは、言った方が…いや、言わなくていいか(え)
煉獄「黒刀の剣士が柱になったのを見たことがない!」
『…黒刀の剣士は戦国時代、鬼舞辻を追い詰めていますよ』
炭治郎「え!?」
煉獄「そうなのか!さらにはどの系統を極めればいいのか分からないと聞く!」
善逸「おっ動き出した」
『おお、揺れる』
煉獄「俺の所で鍛えてあげようもう安心だ!」
炭治郎「(面倒見のいい人だな…)」


すると伊之助が窓から身を乗り出し始めた
伊之助「うおおおお!!すげぇすげぇ速ぇええ!!」
善逸がすかさずそれを後ろから引っ張る
善逸「危ない馬鹿この!」
伊之助「俺外に出て走るから!!どっちが速いか競争する!!」
善逸「馬鹿にも程があるだろ!!」
煉獄「危険だぞ!いつ鬼が出てくるかわからないんだ!」
善逸「え?」
善逸が明らかに動揺して答える
善逸「嘘でしょ鬼出るんですかこの汽車」
煉獄「出る!」
善逸「出んのかい嫌ァーーーッ!!鬼の所に移動してるんじゃなくてここに出るの嫌ァーーーッ!!俺降りる」
『降りたら即死だよ善逸』
善逸「嫌ァーーーッ!!」
『ブフ www』
煉獄「短期間のうちにこの汽車で四十人以上の人が行方不明となっている!数名の剣士を送り込んだが全員消息を絶った!だから柱である俺が来た!」
『(これもまた生で聞けるとは…ッ!)』
善逸「はァーーーッなるほどね!!降ります!!」
すると痩せ細った車掌さんが切符を拝見しに来た
『…(どうするべきか…)』
身を委ねるべきなのか、それとも隙を突いて車掌さんを眠らせるか…
…炭治郎達はどのくらいで起きるか明確だけど、私はどの位になるか分からないしな…
皆だけ眠らせて私は上に行くか…
車掌「切符…拝見…致します…」
炭治郎「??何ですか?」
煉獄「車掌さんが切符を確認して切込みを入れてくれるんだ」
車掌さんはパチンパチンと切符を確認していく
車掌「切符…」
『あっ、ちょっと待ってください!』
もたつくフリをして、時間を稼ぐ
車掌「…お急ぎ願います…」
『…ないなぁ…何処だろ…あ、あるんですよ!持ち物が多くて…』
車掌さんは他の人たちの切符を確認することにしたようだ
煉獄さん達の切符を受け取り
車掌「拝見しました…」
煉獄「!車掌さん!危険だから下がってくれ!火急のこと故帯刀は不問にしていただきたい!」
煉獄さんは車掌さんを庇い、出てきた鬼を壱の型で一瞬にして灰にした






⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰

余談。
あなたちゃんが切符ないなぁと言っている時、
善逸は「おりるぅぅぅ」と駄々をこねて(?)いたのであなたちゃんの嘘には気付いていません。
炭治郎は原作通り、切符に違和感を覚えていて
これもまた善逸同様 あなたちゃんの嘘には気付いていません。
もはや原作はぶち壊しです(^q^)
ひっくり返そうぜい!!(え)
私は夢主がチートマン大好きなので…笑
夢主の挫折シーンは入れるつもりです。(話の流れ)
挫折シーン、というかちょっと嫌な場面を入れようと考えています。
それは前々からずっと悩んでて…
二パターン、考えています。
ネタバレごめんねッ!!
一つ目はまあ在り来りなのですが、それをバネにして更に奮闘するパターン
二つ目は、あまり無い感じのパターンです。
どうしよっかなぁ…
まあとりあえず早く無限列車編書けって話になっちゃいますね。
頑張ります。


⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰

プリ小説オーディオドラマ