第50話

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2020/05/05 13:58
炭治郎「すげえや兄貴!!見事な剣術だぜおいらを弟子にしてくだせえ!!」
煉獄「いいとも!!立派な剣士にしてやろう」
善逸「おいらも!!」
伊之助「おいどんも!!」
煉獄「みんなまとめて面倒見てやる!!」
「煉獄の兄貴ィ!!兄貴ィ!!」
『なんだこれ…』




皆眠ってしまった
車掌さんを眠らせようかと思ったが、その前に列車の上に逃げることが出来た
『ん、しょっと』
列車の中に戻ると、やはりみんな眠らせられていた

車掌「言われた通り切符を切って眠らせました。どうか早く私も眠らせてください。死んだ妻と娘に会わせて下さい」
お願いします…お願いします…と土下座して懇願する車掌さん
魘夢(手)「いいとも。よくやってくれたね。お眠り、家族に良い夢を」
すると車掌さんはドタリと倒れて眠った
『…(幸いにこっちには気付いていない様だ)』
「あの…私たちは…」
魘夢(手)は少年少女達に説明をしている様だ
漫画で読んだ通りだな…
他の車両も一応見ておいた方が良いな…
私はその場から離れ、他の車両を見に行くことにした

『…他の車両もやはり同じ様に眠らされてるな』
あとは炭治郎が起きるまで、…か
私は窓を開けて列車の上に上がった
前の方に行くと魘夢が歌っていた
魘夢「ねんねんころり 息も忘れてこんころり 鬼が来ようとこんころり 腹の中でもこんころり」
そっと近づいて行く
『… 全集中 碧の呼吸 陸の型 狂い碧 』
魘夢「おっと…急だね。あれ?君は…術にかかってないみたいだ」
『チッ…避けたか。切符に小細工して眠らせるなんて…めんどくさいことするね』
魘夢「じわりじわり追い詰めていくんだよ。気付かれないことは大事だからね。君の仲間も…君の方こそ仲間を起こさなくていいのかい?」
『ご心配ありがとうございますー(棒)心配しなくても無事に起きるのは分かってるから』
魘夢「ふうん。いいよ、君もこれから術にかけてしまえばいい」
『させるかよ馬鹿め! 

全集中 碧の呼吸 陸の型 狂い碧 』
魘夢「ふふふ…僕を斬っても」
『意味無い、でしょ?本体はこの列車だもんねえ』
バラバラの肉片になった魘夢が驚いた顔を見せる
魘夢「君は…何者?まるで前から知ってたみたいな言い草だね」
『まあ、実際知ってるしね。…精々頚斬られるの指しゃぶって待ってなよ』
じわじわと列車に溶け込んでいく魘夢を踏んでいると(え)、叫び声が聞こえた
炭治郎「あああああ!!!」
『!…起きた』
私は列車の上を走り、炭治郎達がいた車両に戻った

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