土煙が晴れた後、浮かび上がる二人の影。

猗窩座｢杏寿郎死ぬな｣

猗窩座の静かな声が聞こえる。

猗窩座｢生身を削る思いで戦ったとしても全て無駄なんだよ杏寿郎。
お前が俺に喰らわせた素晴らしい斬撃も既に完治してしまった。

だがお前はどうだ？
潰れた左目、砕けた肋骨、傷ついた内臓。
もう取り返しがつかない。
鬼であれば瞬きする間に治る。そんなの鬼ならばかすり傷だ。｣

｢どう足掻いても人間では鬼に勝てない｣

猗窩座がハッキリと静かに言い切る。

私は、無意識の内に“透き通る世界”に入っていた。

誰も、あなたが居ることには気が付いていない。

煉獄さんからボアッと炎が出た様な気がした。

煉獄｢俺は俺の責務を全うする！！ここにいる者は誰も死なせない！！｣

ビリビリとくる闘気に、猗窩座は高揚していた。

猗窩座｢やはり鬼になれ杏寿郎！！

俺と永遠に戦い続けよう！｣

煉獄｢─ 炎の呼吸 奥義 ｣

猗窩座｢─ 術式展開｣

『─ 碧の呼吸 壱の型 』

煉獄｢ 玖の型・煉獄 ｣

猗窩座｢破壊殺・滅式｣

『碧血丹心・裂』

炭治郎｢……！！｣

土煙が立ち込める。

ボタリ、ボタリ、と碧い血が地面に垂れた。

煉獄｢………！！！！｣

猗窩座｢……！？？？！｣

猗窩座｢！？お前…ッ！？？？｣

煉獄｢碧元…少女…！？｣

炭治郎｢あなた…ッ？？！！｣

私は刀を振り回して、煉獄さんから猗窩座を遠ざからせた。

『…』

猗窩座｢(コイツ…いつの間に？コイツから何も感じられない…少しも闘気が無い…それに、)

…お前、至（・）高（・）の（・）領（・）域（・）に入っているな？柱か？｣

『私は柱では無い』

煉獄｢碧元少女…！！下がってくれ！！｣

『煉獄さん、今貴方が戦っても貴方が死んでしまうだけです。
私は…それを避けたい。』

すうっと煉獄さんの方を向いて、目を合わせる。

右だけ開いた目は、驚きに染まっていた。

猗窩座｢…！だからか…！？｣

煉獄｢だから…？？｣

猗窩座｢(アイツ…俺を殺（・）す（・）ことが目的じゃない…)｣

『煉獄さんは…炭治郎の所まで下がっていてください』

煉獄｢いかん！！俺は炎柱！！鬼がいる前で前線から下がる訳には！！｣

『…そろそろ限界でしょう、煉獄さん…。
その状態で刀を構えることが既に素晴らしいのです。
どうか私のお願いを聞き入れてください』

煉獄｢……｣

煉獄さんがゆっくりと下がったのを確認し、私は刀を構え直した。

猗窩座｢お前、柱じゃないと言ったな？なら、なぜ杏寿郎の様に強い。なぜ至高の領域にいる。

お前は…何者だ｣

『そんなの……考えてて大丈夫なんですかね？』

グンッと猗窩座の顎を覗くように近づき、刀を振った。

・     (第三者目線)

煉獄さんがあなたに助けられた時から、時間が経った。

煉獄が玖の型を使った時のように、土煙が立ち込める。

山の間から陽光が差し込み始めた。

炭治郎｢(動け動け動け…！！！)｣

炭治郎が刀を掴もうとしたその時、ふわりと風が吹いて土煙が晴れた。

｢……！！！！！｣

土煙がまだ少し残るその中心に、

首の半分が斬られている猗窩座と

血だらけの身体で猗窩座の頚に刀を振るうあなたが居た。

『…ッ！』(ゲボッ

あなたがとうとう血を口から吐き出した。

猗窩座｢…まあいい。お前の名はなんだ？｣

『……碧元あなた』

猗窩座｢あなたか！なああなた！
お前も鬼にならないか？お前の呼吸は見た事がない！｣

猗窩座は私の肩を掴みながら、ググッ…と力を込める。

『…いっ…！』

猗窩座｢鬼になったら俺と戦い続けよう！！｣

『私は…！鬼になるなんて選択、ハナからない…！！』

猗窩座に比例するように、私も刀をグッと押す。

猗窩座｢…！！(陽光がこちらまで届く…！！)｣

猗窩座は私の肩を離して、逃げようとした。

『にがっ、さない…ッ！！』

素早く腕を掴んで、引き止める。

徐々に陽光が届き始め、猗窩座の背中や腕が焼け始めた。

『…ッ！！！！(負ける…！！！)』

猗窩座が私の刀と手を退かして、林の中へ逃げて行ってしまった。

その次の瞬間、猗窩座の心臓部分に刀が突き刺さった。

『た、炭治郎…ッ！』

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お………遅くなってごめんなさい！！！！！！

部活やらなんやらで、ほんっと忙しくて…！

他のやつも全然書き進めていない状況です…(;_;)

今日凄い暑いですね！！
(私の地域だけかも)

部活前なので、行くのちょっとめんどくさいなとか思ってません((

決して((

来週テストとかあるのに、面白いくらい何も勉強してません。

終わった。

コロナで中間考査が無くなってしまったので、

その分小テストや単元テストが大事になってくる…らしいです＾＾

やめて私のライフはもうゼロよ＾＾

皆さんも熱中症やコロナに気をつけてこれからを過ごしましょうね～～～！！

p.s: 更新早められるように善処します！🥺

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