第43話

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2020/04/17 15:27
 ╴炭治郎side ╴
全集中の呼吸……意識して……
『炭治郎頑張れ!』
あなたが応援してくれている…頑張らなければ
俺は庭で常中の収得の為に鍛錬をしている
善逸と伊之助は…まだ訓練には来ていない
あなたが頑張ってくれているんだが…
炭治郎「ゲホッ!ハァッハァッ」
全っ然できない!!!できなーーい!!
全集中の呼吸 長くやろうとすると死にそうになるよ
苦しすぎる
肺痛い 耳痛い 耳がドクンドクンしてる鼓膜…
炭治郎「アッ」
耳を手で押さえて、掌を確認する
炭治郎「ハッハァッハァッ」
びっくりしたーーーー!!!
今一瞬耳から心臓出たかと思ったーーー!!!
あなたとカナヲと柱の人達はこんなのをやっていたのか!?
凄いな!!!?
『大丈夫?炭治郎…』
炭治郎「ああ…耳から心臓が出たぞ…」
『落ち着いて出てないから』
全然だめだこんな調子じゃ
困った時は基本に戻れ!!
頑張ることしか出来ない俺は…長男だ!!(暴論)

╴炭治郎sideend ╴





炭治郎はすごく頑張っている
ずっと私やすみちゃん達に寝る間の監視も頼んでくる
かれこれ…あれ…何日だろう…わかんないや(オイ)
とにかくずっと毎日続けている
『炭治郎は頑張ってるよ!呼吸が辛いなら肺がまだ弱いんだ、多分。肺を沢山鍛えよう!私ももっとちゃんと鍛錬する!!』
炭治郎「!本当か…!!…ハイッ!!」
『頑張ろーーーッ!!!!』
炭治郎「おーーーッ!!!」


なほ「あなたさんと炭治郎さん、毎日頑張ってるね!」
きよ「うん!」
なほ「おにぎり持って行ってあげようよ」
すみ「そうだね」
きよ「あと瓢箪も」



私と炭治郎は三人が握ってくれたおにぎりを頬張る
『うまァ』
炭治郎「…瓢箪を吹く?」
コトリと置かれたオレンジ色の硬い瓢箪
試しにコツコツ叩くとバチクソ硬かった。痛いぴえん。
きよ「そうです、カナヲさんに稽古をつける時しのぶ様はよく瓢箪を吹かせていました」
炭治郎「へえ~…面白い瓢箪だねぇ、音が鳴ったりするのかな?」
きよ「いいえ、吹いて瓢箪を破裂させてました」(ニッコリ
炭治郎「へぇ~」
炭治郎「……(破裂??)」
『うまい!うまい!』(煉獄さん化)
炭治郎「えっこれ?これを?この硬いの?」
きよ「はい。しかもこの瓢箪は特殊ですから通常の瓢箪よりも硬いです」
炭治郎「そんな硬いのをあんなあなたみたいな華奢な女の子が?!」
きよ「段々と瓢箪を大きくしていくみたいです。今カナヲさんやあなたさんが破裂させているのは…」
すみちゃんとなほちゃんが殆ど自分達と同じ高さの瓢箪を置いた
『やっぱちょっと苦しいよね流石に』
炭治郎「…(でっっか!!頑張ろ!!)」

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