堕姫「お前!あの時の…」
善逸「…俺は君に言いたいことがある。耳を引っ張ってケガをさせた子に謝れ」
堕姫「は?」
善逸「たとえ君が稼いだ金で衣食住を与えているのだとしても。あの子たちは君の所有物じゃない。
何をしても許されるわけじゃない」
堕姫「つまらない説教を垂れるんじゃないわよ!
お前みたいな不細工が私と対等に口を利けると思ってるの?
この街じゃ女は商品なのよ、物と同じ。売ったり、買ったり、壊されたり。持ち主が好きにしていいのよ。不細工はメシを食う資格ないわ。何も出来ないヤツは人間扱いしない。」
善逸「自分がされて嫌だったことは人にしちゃいけない。」
堕姫・妓夫太郎「違うなあそれは!人にされて嫌だったこと、苦しかったことを人にやって返して取り立てる。自分が不幸だった分は幸せなヤツから取り立てねえと取り返せねえ。
それが俺たちの生き方だからなあ!!
言いがかりをつけて来るヤツはみんな殺してきたんだよなあ!お前らも同じように喉笛かき切ってやるからなあ!!」
『っと』
伊之助「よっ…ぐおっ!目が3つ?!」
善逸の横に着地して堕姫に目をやれば、額に第3の目。
…でもこれで堕姫の攻撃やらスピードやら何やらが格段にパワーアップしたってこと。やめろ…余計なことすんなー!!!
堕姫「アハハハハッ!」
炭治郎「………!!」
堕姫の帯が下にいる炭治郎と宇髄さんたちへ瓦を突破って突き刺さる。
おでこの第三の目を見せるように堕姫は不敵に笑った。心の中で私も笑っておこう。
伊之助「うるせぇ!!キンキン声で喋るんじゃねぇ!!」
『下からヤバいの来るよ!!』
帯に加えて下の妓夫太郎の鎌が飛んでくる。
背後から迫ってくる血鎌を跳ね返しては帯を切り刻んで、帯を切って血鎌を避けての繰り返し。あーー邪魔くさいー!!!!どっちかにして!!
堕姫「アハハハハッ死ね死ね不細工共!!」
伊之助「ぐぉおおおお!!帯に加えて血の刃が飛んでくるぞ!何じゃこれ!!蚯蚓女に全然近づけねぇ!!」
『血の刃毒あるから絶対当たんな!!!』
伊之助「くそォオ!!だからか!特に血の刃はやべぇ!!掠っただけでも死ぬってのを肌でビンビン感じるぜ」
左右から来た帯を切り落として、ふと視界の端に私達以外の人影が入る。
『…(誰だ、って雛鶴さんだ…!)』
善逸「あなた!?」
『ちょっと抜ける!!』
私が跳んで隣の屋根に移ったのと同時に、雛鶴さんがクナイを発射した。あっちょっとそんなすぐ?!
雛鶴「…!?」
『…碧の呼吸 壱の型 碧血丹心』
妓夫太郎「!」
(あの女…勢いつけやがったなぁ…柱を前にこの数全て捌くのは面倒だなあ…ちまちまと鬱陶しいぜ
まあ当たった所でこんなもの…いや、そんな無意味な攻撃今するか?)
『雛鶴さん逃げて!!』
妓夫太郎「血鬼術 跋弧跳梁 」
屋根から飛び降りて、宇髄さんに当たるものだけ刀で弾く。
…使えそうだから近くのものだけ拾っておこう。
『…(宇髄さん、知ってたけどまじで避けないんだ)』
宇髄「あなた!」
妓夫太郎「!」
宇髄さんが妓夫太郎の足を切った所で、妓夫太郎の首にクナイが刺さった。
その瞬間炭治郎が切りかかる。
妓夫太郎「いやあよく効いたぜこの毒はなあ」
『足…!!来る!!!危ない!!!』
妓夫太郎「円斬旋回・飛び血鎌」
炭治郎「…!!」
『炭治郎!!』
炭治郎と妓夫太郎の腕の間に斬撃を入れて、炭治郎の羽織の襟を掴む。
後ろに退こうとした瞬間に炭治郎が宇髄さんに蹴られ自分も蹴飛ばされてしまった。
『ヤバい雛鶴さんは!?』
宇髄「(消えた!!)雛…」
雛鶴「天元様私に構わず鬼を捜してくだ…」
『…!!逃げてって言ったのに…!』
妓夫太郎「よくもやってくれたなああ、俺はお前に構うからなああ」
ここは炭治郎が雛鶴さんを助けて認められるシーン…!!!私が行くべきじゃな…
宇髄「雛鶴ーーーーーーッ!!!!」
『…くっ』
炭治郎「…ゲホッゲホ!ヒューーッゲホッ」
妓夫太郎「!チッ」
上から降る帯をいなして、炭治郎に続いた。
炭治郎が腕を切って私は腹。まあすぐ再生するだろうけど。
炭治郎に行かせるところだった。あんなにボロボロなのに。
私…あんなに沢山出来事があったのにまだ傍観者でいる気だったみたい。
『…炭治郎』
炭治郎「ゲホッ」
『私、辞める!!!!!!!』
炭治郎「……?!?!?」
妓夫太郎「何言ってんだ…?お前…やっぱり何かあるなぁ…ずっと気になってたんだよなぁ…」
『雛鶴さんのおばか!!危なかった!!』
雛鶴「2人とも…ありがとう」
炭治郎「『!』」
目の前に襲いかかる妓夫太郎の背後に、宇髄さんが見えた。
宇髄「竈門炭治郎、お前に感謝する!!」
──
ご無沙汰してます!( ˇωˇ )
最近はゴールデンウィーク、アニメも刀鍛冶編ということもあって時間ある限りココを開いております。
通知を見ると、いまだ読んでくださっている方々がいて…!!
こんな小説を読んで頂き本当に嬉しいです、ありがとうございます!😢😢🩷
私事ですが高校を卒業しまして、もう社会人一歩手前…恐ろしいです。( ˇωˇ )
せめてこの小説だけでも完結したい…!!社会人になる前に…!!!
というのも…話を全て原作に沿って書くことは厳しいのでは無いかと考えております。
所々端折られてしまう部分もこれから増えていくと思います。
目指すは今年以内に完結…!!!(できるの???この小説3年目…?2年目だよ!???)
時間というのは本当に残酷ですね( ˇωˇ )
高校生戻りたい( ˇωˇ )むり( ˇωˇ )一人暮らしむり( ˇωˇ )楽しんでるけどむり( ˇωˇ )
余談はここまでにして、いつも読んでくださりありがとうと伝えたくて書かせてもらいました。
閲覧数が見れるということで覗いてみたら、結構な数の閲覧数が…!!
新しく見つけて下さった方、ずっと前から読んで待っててくださってる方、本当にありがとうございます(;_;)うれしいです(;_;)
敬具(?)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!