第44話

"
9,622
2020/04/20 06:39
あれから25日後 (飛びすぎ)
庭で私とすみちゃん達三人は炭治郎を応援していた
『おっ、いけ!いけ!!』
きよ・なほ・すみ「がんばれ!!!がんばれ!!!」
炭治郎「…ッ!!」
パァン!!と瓢箪が割れた
炭治郎「割れたーーーーーッ!!!」
『やったァーーー!!!!』
きよ・なほ・すみ「きゃーーーっ!!」
『わーーーっ!!!』
炭治郎「四人ともありがとう!!割れたよ!!」
『炭治郎が頑張ったんだよ!!おめでとう!』
その日の機能回復訓練の全身訓練で、炭治郎はカナヲを捕まえた
炭治郎「わーーーーーッ!!!」
『おめでとーーー!!!』
そして反射訓練でも、炭治郎はカナヲの頭に湯のみを置いた
きよ「勝ったーーーー!!!」
すみ「勝ったのかな?」
なほ「かけるのも置くのも同じだよ!!」
『おめでとう炭治郎ーーっ!!』
炭治郎「ありがとうーー!!」
なほちゃん達と炭治郎が喜んでいる間に、襖の間から見ていた二人に声をかける
善逸・伊之助「(やばい)」
『…やっと危機感持てた?』
善逸「やばい」
伊之助「ヤバイ」
『んもう、私もめちゃくちゃ大変だったんだからね!二人を説得しても聞かないし!!』
善逸・伊之助「ゴメン」
『頑張らないとね』
二人はコクンと、首を縦に振った




そうして、私達は善逸と伊之助に常中の仕方を教えているのですが__ 
炭治郎「こうしてこう!それでこう!」
善逸・伊之助「……」
『(いや教えるのド下手くそかよ知ってた)』
炭治郎がよく分からない擬音で丁寧に教えているが、善逸と伊之助は分かっていない(そりゃそうだ)
『大丈夫二人とも落ち込まないで。炭治郎の教え方がちょっと分からないだけだからさ』
善逸「………」
伊之助「………」
『う~~~ん…教えるのって難しいね』
炭治郎「ああ…」
するとしのぶさんが炭治郎の後ろから声をかけた
しのぶ「炭治郎君とあなたさんが会得したのは全集中・常中という技です。全集中の呼吸を四六時中やり続けることにより基礎体力が飛躍的に上がります。」
『(炭治郎顔あか…いや分かるけどしのぶさん綺麗すぎん?)』
するとしのぶさんはにっこりと含みのある笑顔で言った
しのぶ「これはまぁ、基本の技というか初歩的な技術なのでできて当然ですけれども!会得するには相当な努力が必要ですよね」
しのぶさんは伊之助に歩み寄り、肩に手を置いた
しのぶ「まぁですけれども、仕方ないです出来ないなら。しょうがないしょうがない!あなたさんもそう思っていますよ」
『エッ』
急に振るねしのぶさん?!!
伊之助がグリンッとこちらに向いた
伊之助「はあ"ーーん!?できてやるっつーの当然に!!舐めんじゃねぇよ乳もぎ取るぞコラ!!」
そう言って伊之助は飛びかかってきた
『えァァァッ?!!ちょっと待っ伊之助ェ!!!いやあ"ホントにもぎ取ろうとしないで!!!』
伊之助に押し倒され、取っ組み合いになる
しのぶさんは善逸を応援していた(さてこれは本心からなのか)
しのぶ「頑張ってください善逸君!応援していますよ!あなたさんも善逸君が大好きだとおっしゃっていましたから!!」
手を握って善逸を応援(煽り)するしのぶさん
『えッ…しのぶさん私の事嫌いなんです…??』
善逸「ハイッ!!待って…?あなたちゃん俺の事一番大好きなの!?結婚しよッ!!今すぐ!!」
取っ組み合いになってる伊之助と私の元に善逸が走ってくる
『いや、ちょっと待って、今来ないでッ!!ぜ、善逸ーーーッ!!!いやぁぁぁぁ炭治郎助けてぇぇぇ!!!』
抱きついてきた善逸に私の姿勢が前のめりになる
炭治郎「だ、大丈夫か!?」
伊之助「グワハハハハ!!もぎ取ってやるからな!!」
『大丈夫じゃなぁァァい!!!もっ、もぎ取るな!!やめろ!!善逸離れろ!!もう無理ーー!!』
善逸「うへへへあなたちゃんあなたちゃん」
しのぶ「あらあら…仲良しですね!良いことですよ」
『しのぶさんッ?!!』
炭治郎「…(しのぶさん楽しんでる匂いがする…)」


やっと二人を引き剥がした私は床に倒れ込んでいた
二人は炭治郎に応援されながら走り込みなどをしている
『しのぶさァん…私なにかしましたか…』
しのぶ「あら…お忘れのようですね」
『エッ』
しのぶ「私の部屋にこっそり入って布団に潜り込んで寝ていたのは誰でしたっけ?」
『…』(  ˙-˙  )スンッ‬
『すみませんでしたいい匂いがしました』
土下座をかまして許してもらった ←

プリ小説オーディオドラマ