私の聞き間違いじゃなければ今、嵐くんの口から"私の彼女にならない?"と聞こえたんだけど…
あなたの下の名前『嵐くん、私の聞き間違いじゃなければ今なんと?』
鳴上「私の彼女にならない?って言ったのよ♪」
聞き間違いじゃなかった!?
あなたの下の名前『あの…』
鳴上「好きよ、あなたの下の名前ちゃん」チュッ
あなたの下の名前『えっ、んっ...///!?』
鳴上「はぁ…可愛い」
あなたの下の名前『っ……( ˶°□°˶)///////』
鳴上「私の彼女になってくれるでしょう?」
そう言って真剣な顔をして私の手を優しく握った
ドクッン…
あなたの下の名前『は、い…』
鳴上「あら、嬉しい!今日から恋人同士宜しくね〜」
あなたの下の名前『えっ…?!あ、はい…』
私ったらあまりにもかっこよすぎて"はい"って返事しちゃった!
ちょっと待ってよ…
アイドルに彼女いていいものなの?
スキャンダルにならないかな?
人気落ちたりしないかな!?
もしファンにバレたら…
あなたの下の名前『さ…刺される( ›_‹ )!?』
鳴上「私、刺さないわよ?」
あなたの下の名前『嵐くん!?』
鳴上「なぁに?」
あなたの下の名前『アイドルが彼女居ていいの?!スキャンダルとかヤバイんじゃ…私、ファンに刺されちゃうのでわ!?』
鳴上「も〜、大丈夫よ。あなたの下の名前ちゃんは心配症ね」
あなたの下の名前『いやだって、テレビじゃアイドルが恋愛しただけでボロくそに叩かれてるし、殺害予告とかガチだし…私がオッケーしたせいで嵐くんたちに迷惑がかかってしまったら…』
鳴上「大丈夫よ…私があなたの下の名前ちゃんを守るるから」
あなたの下の名前『嵐くん…』
鳴上「それに、恋愛禁止でもなんでもないもの〜」ニコッ
あなたの下の名前『そうなの!?』
鳴上「だって、2人が転校するまでは1年〜3年まで男の子しかいなかったのよ?恋愛も何も無理じゃない?」
まぁ、確かに…
鳴上「だから、私はあなたの下の名前ちゃんが初恋よ」ニッコリ
あなたの下の名前『私が初恋でいいものか?!』
鳴上「あなたの下の名前ちゃんって面白いわね〜。一緒にいて飽きないし楽しいわ♡」
あなたの下の名前『そうかな…男の子にあまり面識ないもんで好きとか付き合うとかよく分からないし…歩に言われるまで嵐くんを好きだなんて気づかなかったほどに鈍いし…』
鳴上「…あなたの下の名前ちゃん、私が好きって本当?」
あなたの下の名前『うん、歩に今1番ドキドキしてる奴が気になるヤツだろって言われて凛月くん達1人1人思い浮かべたけど好きのドキドキとは違ったし、嵐くんを考えてたら心臓が早くなるしドキドキが止まらないし、目が合わせられないしで大変だ…あっ…////!?』
鳴上「(♡´艸`)ウフッ…」
私ったら墓穴を!?
あなたの下の名前『あ、違っ…違わないけど!?わ、忘れてください///!?』
鳴上「それは無理な話よ〜。だから今朝からずっと私から逃げてたのね〜。それより…私たち両想いじゃない!」ギュッ
あなたの下の名前『両想い!?』
私たち両想いなの!?
両想いって何!←どんなだけ恋愛初心者なのよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。