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第3話

𓂃𓈒𓏸 𓐍 𓏸 𓐍
56
2021/09/26 11:03
ポツポツと雨が降る中趣のあるとある店の中で
小説を読んでいる人影があった
黒瀬 爽
黒瀬 爽







パラッと爽がページを捲ると
そこには沢山の活字が並んでいる。
それを珈琲を嗜みながらゆっくりと捲っていく




すると爽が徐に顔を上げて言い放った。
黒瀬 爽
黒瀬 爽
あと3分…いや2分でお客様が来るよ。
皆、そろそろ休憩は終わりだ。
闇月 月雫
闇月 月雫
今回のお客さんは喫茶店の方かな?それとも水無月堂かな?
水瀬 葵
水瀬 葵
はぁ……分かりました。



そうワクワクしながら月雫が準備を
葵は呆れながらも飴の在庫を確認し始めた
そんな二人を見て苦笑いを浮かべる裕樹
二人とも仕事熱心だねと言って寝ようとする苺花
水瀬 裕樹
水瀬 裕樹
今回はどんなお客さんかなぁ
雨宿 苺花
雨宿 苺花
皆凄いよ……私は眠い(  ¯꒳​¯ )ᐝ
そしてそんな苺花を起こそうと試みる影があった
神崎 美瑠
神崎 美瑠
苺花さん。起きてください。


海瑠が話しかけると目を擦りながら
雨宿 苺花
雨宿 苺花
だって寝不足なんだもん……
そう悪態をついた。


黒瀬 爽
黒瀬 爽
だから昨日は寝てねって言ったのに……


カランカランッ




そう、扉の開く音がすると
扉には小さな少女が立っていた。


彼等は少し微笑むと
黒瀬 爽
黒瀬 爽
小さなお嬢さん
全員
全員
水無瀬堂へようこそ

そう言ったのだった。









え?水無月堂が何かって……?


仕方ない、教えてあげよう。


聞いたことはないかい?

なんでも解決してくれる魔法の飴専門店。
そこでは沢山の飴があって2階では喫茶店を開いてるらしい。
相談事があるなら、«水無月堂の店主»に声を掛ける


って話をね。

そんなに気になるなら行ってみるといい。

行き方は雨の日に徐に路地裏を覗いてみてな。

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