テヒョン「あなたチャン……?泣き止んだ?」
あなた「あ…ごめんなさい…ありがとうございました…!」
テヒョン「いえいえㅋㅋ全然大丈夫だよニコッ」
そう言ってテヒョンは私の頭を優しく撫でてくれた。
私は久しぶりに
人の優しさに触れた___
テヒョン「あ!そ~だッ!はい、これ!」
そういってテヒョンは私にライオンのぬいぐるみをくれた。
あなた「ライオン……?」
テヒョン「そッ!それね、俺がめっちゃ好きな動物なんだ~ㅋㅋ」
あなた「そ、そうなんだ…」
テヒョン「だから~、ライオンさんよりもあなたの方が好きだから、ライオンさんはあなたに託したッ!(´꒳`*)ドヤァ」
あなた「フフッㅋㅋ」
テヒョン「あ、やっと笑ってくれた…ㅋㅋ」
あなた「……え?」
テヒョン「あ~、俺結構不器用だからあなたの笑った顔みたいのに全然あなたが笑ってくれなかったから、やっと笑ってくれて凄い嬉しいㅋㅋ」
テヒョンは不器用なんだ___
なんか普通に可愛いと思ってしまった__
テヒョン「あ、そそ、今日撮影終わったら俺と一緒に食べに行かない?ㅋㅋ」
あなた「あ、でも家の家事がまだ……」
テヒョン「え?もしかしてまだジョングガのこと気にしてるの?ㅋㅋ」
あなた「まあ…」
テヒョン「ハァ…本当にあなたチャンは優しいんだね…ㅋㅋ」
そういうとまた再びテヒョンは私のことを抱きしめてこういった__
テヒョン「大丈夫。きっと俺があなたのことを幸せにする……」
私はテヒョンにいわれた「大丈夫」という言葉に妙な安心感を覚えた__
今の私は本当に弱った人間だ__
あなた「私少しおかしくなったみたい……」
私はそうボソッと口にした__
するとテヒョンは
テヒョン「いいんだよ…それで…もっと俺の事考えておかしくなってよ……」
ねぇグク……
グクは浮気してた時
«こんな気持ちだったの……?»
私……
なんか
テヒョンに吸い込まれたみたいに
テヒョンに今夢中になっちゃうよ___
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。