ジン「おぉ~、ジョングガ~!どうしたのよㅋㅋそんな慌てたような顔して~ㅋㅋほら、兄さんのフルーツチキン少しだけ分けてあげるから1回落ち着きなされㅋㅋ」
グク「ヒョン…あの……ヒョンは……」
グク「浮気……とかしたことありますか……?」
ジン「……えぇ?」
ジン「俺、浮気はしないよ~ㅋㅋだってそんなことしたら1番愛してる人を傷つけてしまうでしょ?ㅋㅋ」
グク「……ですよね」
ジン「うんㅋㅋんで、ジョングガはなんで浮気なんでしたの?ㅋㅋ」
グク「……え?まだ俺何も…」
ジン「バレバレ…だよ?ㅋㅋ」
グク「ハァ……そうですか…」
ジン「うん。兄さんから言わせてみれば、お前はあなたチャンにとっても酷いことをしたと思うよ?だけど…きっとあなたチャンはちゃんとジョングガが謝ってくれれば許してくれるさ~!」
グク「実は……もうあなたは……」
ジン「ん?」
グク「テヒョニヒョンがあなたのことを幸せにするって……」
ジン「そうか~…ッて、えぇ~?!」
グク「ヒョン……もう俺、おわりました……」
ジン「ちょッ!まだそうとは決まってないでしょ?!ほらほら、兄ちゃんのチキンを食べなさい!」
グク「え?嫌です( ˙-˙ )」
ジン「あ、なんかごめん( ˙-˙ )」
そしてしばらく沈黙が続いた後__
ジン「それで?どうするのジョングガは……」
グク「それは、あなたと一緒にまたいる事ですよ……」
ジン「"浮気"してるのに…?」
グク「ッ……」
ジン「ほらね、そのぐらいだったってことだよ……ジョングガがあなたに対してあった愛は……」
グク「そんなッ……」
ジン「それに比べてテヒョナはよく頑張ったと思うよ~?だって、ジョングガとあなたが付き合う前からあなたのこと好きで……だけど、あなたはジョングガのことがすきで、相思相愛だったからテヒョナはずっとその気持ちを閉じ込めて生きてきたのにさ~……」
グク「……」
ジン「そう考えたら……ね?ㅋㅋ」
オレにはその「ね?ㅋㅋ」って言われている意味がすぐに頭にすんなりと入ってきた。
その言葉に込められた意味__
それは_
«あなたのことはもう俺は諦めろ__»
そういうことだろ?
俺が浮気していた理由は単純にもっと欲しいと思ってしまった自分がいたからッていう理由__
俺の"よくばり"な気持ちがそこに出てしまっただけなんだ__
1回戻ったけど、あなたがいた場所に行って謝ってこよう__
そう思い、さっきいた場所にいったみた__
だけど、その時のあなたは
俺にも見せたことがないような姿で泣いていた__
テヒョニヒョンはそれを見てただただ優しい目でみて抱き寄せているだけだった__
俺は世界一の
«愚か者だ___»
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。