今日から、私のソロデビューに向けて本格的に色々始まる。
迎えに来たゴリマネを発見して、若干ガッカリする。でもまあ、仕事は出来るし。大丈夫っしょ。(何が)
ちなみに、ソヨンオンニにカトクしたら
と返ってきた。ちゃんと仕事してくれ。
そんな事を言い合いながら、ゴリマネの運転するバンで事務所まで行き、レコーディング室に通される。
デビューから何回も使ってるけど、ここ特有の雰囲気……?そんなものに包まれて、とっても落ち着く。
私が作った曲は、私のソロだけだからそのレコーディングから始まるらしい。
ちなみに、私はダンス曲とか作れんしとか思って、ごりっごりのバラード作ってやったら社長に褒められた。うぇーい。
歌詞を片手に軽く歌う。なんか今日コンディション良きなんやけど。今日めっちゃ声いい気するんやけど。
この曲のティーザーは、私がレコーディング室で歌い出す部分らしい。(語彙力低下)
まあ取り敢えず、録音をしよう。
オンニがそう言い、曲を流し出す。
ちなみに、この場面もティーザー用に、と動画を撮っているから油断出来ない。
静かに息を吸い、流れてくるメロディーに声を重ねる。
ここまで歌い、1回自分の声を聴き直す。
それを繰り返し、何とか自分の納得のいくレベルまで仕上げて、今日の録音は終了。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。