第3話

〜3
309
2021/03/04 15:45
重岡
重岡
ここら辺ってあんまり家あらへんし、夜中に出歩くのは危険そうやな~。冬は日が暮れるの早いし、気ぃつけや?
あなた
あなた
は、はい。実はこの道結構怖かったんですよね。人通りも少なくて。
重岡
重岡
やんなぁ〜




そんな他愛もない話をして帰っている




その時電話の着信音が聞こえ



スマホを確認するがロック画面のまま



重岡さんのスマホが鳴ったらしい




重岡
重岡
もしもし?


スマホを持っていない方の手を立て、“ごめん”とジェスチャーする重岡さん。





大丈夫です、と伝えるため指で丸を作り重岡さんに見せた



重岡
重岡



すると重岡さんの、大きな手が頭に置かれる




ドキッ




ん?ドキッ?




重岡
重岡
はぁ〜...またなん?ほんまに居るん?
重岡
重岡
別に疑ってるわけちゃうけど...
重岡
重岡
おん。分かったから、ほんで?今どこに居るん?
重岡
重岡
じゃあ、出来るだけ明るくて人気のあるところで待っとき。




なんの話をしてるのか
重岡さんはすこし険しい顔をしている。




重岡さんは電話を終えた


あなた
あなた
...彼女、ですか?



何となく、そんな事を聞いてみる



重岡
重岡
っ!...お、おんっ
あなた
あなた
なら、行ってあげてください。家すぐそこなので^^*
重岡
重岡
...ごめん




そう言って走って行ってしまった





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