そんなこんなで何日か経ってもうかれこれ3ヶ月半くらいは会ってないな〜なんて考えてたら、カトッとか言って今の雰囲気に水を刺すような軽快な音が鳴った。
もちろん送り主はぶーちゃん。私は嬉しくて飛び跳ねて通知を見た。
嬉しくない通知だった。
せめて電話で言って欲しかったな。
そんくらい彼は忙しいのか、その業界にいる限り仕方ないのかもね。でもせめて声を聞きたい。ほらまたふたつの感情が喧嘩しあってる。こんな不安定な私を受け入れてくれる彼は本当に優しい人なんだと思う。自慰してることは多分バレてないけれど、あ、もちろん上書きのキスマークもね。例えバレてたとしても受け入れててくれるのかな。
あーもう今日は寝よう
また明日も仕事だ。彼を思いながら。集中なんて出来ないんだろうな〜💧最近部長にも怒られてばっかりだし。不足してる分彼に会えば仕事なんて見違えるほど集中出来るんだろうな。
そう言って私は眠りについた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。