あなたは嫌な予感がした…
海の方を見ると見えてはいけない光景がそこにあった…
女の子が水面に浮いていた…
あなたは白石に説明する前に海に飛び込んでいた。
あなたはもがき続けた。
あなたside
お願い。死なないで。
早く。早く。あの子の元へ…
お願い。届いて。
あなたは女の子のところにたどり着くことができた。
でも…
あなたの後ろには大波が迫っていた…
あなたと女の子は波に飲まれた。
沈黙が走り続けた。
あなたと女の子の姿がない。
飲み込まれて溺れているのか…
救助隊がボートでかけつけると…
あなたと女の子がいた。
あなたはしっかりと女の子を抱いていた。
離さないように。しっかりと。
しかし、あなたの様子がおかしかった…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。