私のアールという曲です!
相澤先生目線でやっております。
初めて見つけたんだ。
似たような悩みのやつ。
何人目かにあったんだ、
黄色いカーディガンの子供
と言った。
口をついて出ただけ、ほんとはどうでもよかった。
思ってもいなかったこと、でも、声をかけてしまった。
こいつはとめることができない、
俺には止める資格が無い。
ここからは消えてくれ…
って目を伏せたまま消えていった。
今日こそは誰もいない。俺一人だけ、
誰にも邪魔されない。
カーディガンは脱いで、捕縛武器をほどいて。
背の高い、俺は
今から飛びます。
こっからはオリジナル。あなたさん視点で
いきます!
もう辛くなったから、屋上にきた。
飛ぼうと思ったら、誰かが来た。
そしたら、黒髪の人は、
と言った。
正直、うれしかった。誰かが止めてくれることが、
引き留めてくれることが、すごくうれしかった。
そしたら、黒髪の人は泣きそうになって、
って。
飛ぶことは、出来なかった。
こんな顔させてまで、飛びたくなかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。