第10話

リクエスト))莉犬くんを弱らせてみた
3,851
2020/03/23 00:28
ころん
ころん
やばいやばいやばいっつ!!
今日はすとぷりメンバーでレコーディングだった!

……完っっ全寝過ごした
マジでやばい
時間がない。
あぁぁあぁあぁああぁぁぁぁぁぁあぁあぁっ僕のバカーーーー!!
かくして、急いで家をとびだしたのだった。
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ころん
ころん
っっセーフ!!
そう言って部屋に滑り込む。
さとみ
さとみ
いや、全然セーフじゃないからWWWW
るぅと
るぅと
ころちゃん遅いですよー!
ころん
ころん
ごめんごめんWww
直後飛んでくる鋭いツッコミをかわしつつ、部屋を見渡した。
ころん
ころん
あれ?莉犬くんは?
ジェル
ジェル
それがさ、まだきてへんのよ!
ななもり
ななもり
あ、でもさっきLINEで、もう着くってきたよ
ころん
ころん
あー、そうなのね?
咄嗟に言ったジェルくんの言葉に、なーくんが付け足す。
莉犬くん遅れるの珍しくない?
と思いつつ、皆の輪の中に入っていった。
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しばらくしてから、スタッフに紛れるようにして莉犬くんがきた。
莉犬
莉犬
みんな遅れてごめん!
ころん
ころん
遅いよ〜Www
僕がビリじゃないって久しぶりじゃない?
さとみ
さとみ
確かにWww
ななもり
ななもり
まぁまぁ、皆そろったことだしレコーディング始めよっか!
そうしてレコーディングにむかった僕たちだった
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るぅとside
いつもの様に皆がくだらない会話をしながら歩いている中、僕は莉犬が気になってしょうがなかった。
普段なら、自分から会話に混ざるのに今日は皆から半歩下がった所でぼぅっとしながら歩いている。
………お か し い


しかも珍しく遅れてきたし、

……ふっふっふっ
僕の目は誤魔化せませんよ?

僕は莉犬の耳元で言った。
るぅと
るぅと
大丈夫ですか?
莉犬もコソコソ言い返してくる。
莉犬
莉犬
え?何が?
そう言って笑いかけてくる莉犬。
るぅと
るぅと
……とぼけるのは良くないですよ?
皆の目は誤魔化せても、僕の目は誤魔化せません!
莉犬
莉犬
あー…バレた?
やっぱり!!
僕は満面の笑みを浮かべながら言った。
るぅと
るぅと
はい!!
徹夜明けなんですよね?
最近、作業いっぱいたまってるって言ってましたもんね……
お疲れ様です!
莉犬
莉犬
………はぁ?
思いがけず素っ頓狂な声をあげる莉犬。
るぅと
るぅと
あれ?違いました?
莉犬
莉犬
えっ?…あっ、いやいや、実はそうなんだよね〜!ね、眠くてさぁ〜
るぅと
るぅと
やっぱりそうでしたか!
…実は僕も徹夜明けで、もう眠いです
あくびをする僕を見て、莉犬が言った。
莉犬
莉犬
お疲れ様です!
そんな話をしている間に、レコーディング室に着いた。
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ななもり
ななもり
じゃ、はじめよ!
ジェル
ジェル
ここからでええ?
さとみ
さとみ
了解〜
大人組がスタッフさんと段取りを確認し、いつものように録音が始まる。
なーくんが滑るように歌い出して、空気が張り詰める。

ピリッとしながらも、自分の声を音楽に乗せて歌うこの瞬間が僕は大好きだった。
サビに差し掛かり、皆の声が重なる。
…次の莉犬のソロパート、僕大好きなんだよなー!

そんなことを思いながら、歌われるのを待つ。


…けれどそのパートは歌われることは無かった。

正確に言うと、歌えなかった。

音楽はどんどん過ぎていくのに、莉犬は黙ったまま俯いている。
るぅと
るぅと
莉犬??
ころん
ころん
あれ?どうしたの?
ころちゃんがそういった時だった。
莉犬
莉犬
……っ
莉犬の身体が後ろにゆっくりと倒れていく。
るぅと
るぅと
莉犬っっっ!!!!
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秋楓(かえで)
秋楓(かえで)
はい!
キリがいいので今回はここまで!
リクエストを初めて書いてみました!
ぜひ感想などお願いします((
莉犬くん編が終わったら、浦島坂田船メンバーの体調不良に行きたいと思っています!

次回もお楽しみに〜!

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