ま「あ、そういえば、次のイベントの衣装決め俺らだよね」
「うん。そーだけど?」
ま「今日午前出勤だよね」
「そーだけど?」
ま「俺もだからさ。ちょっとどっかのカフェ入ってちょっとだけ決めちゃわない?」
「確かに明後日のイベント終わったら割と早めに次のイベント決め始まるからね」
ま「そーそー」
「よし!じゃあ今日やろう!」
ま「よし、じゃあ決まりね」
午後0時
ま「あなたー仕事終わったー?」
「待ってあとちょっとー!」
5分後
「終わったー!!」
ま「よし、じゃあ行こうー」
会社の外に出る
「え、」 ま「え、」
「雨やば」
ま「ホントに」
ピカッ
ゴロゴロゴロゴロ
「うわぁ雷なってる」
ま「どーしよ、また今度にする?」
「うーん😓」
ま「まー今度のイベ終わったあとでも急いで決めれば大丈夫だろーし」
「じゃあなしにするとしても、こんな雨降ってたら、帰る気失せる笑」
ま「俺は家近いから大丈夫だけど、あなた傘持ってないでしょ」
「そーなの」
「友達に迎えに来てもらおーかな笑」
ーアバとあなたのLINEー
--------キリトリ線--------
「友達迎えに来てくれるって言ってる!」
ま「おー良かったじゃん」
「まさき歩き?」
ま「え、うん」
「友達に頼もうか?」
ま「近いから大丈夫。それよりあなたすぐ来るの?」
「ちょっと時間かかるみたい」
ま「なら中入ってれば?」
「うん。じゃあまさきばーい」
ま「俺も中入る」
「なんで?」
ま「馬鹿だな笑今のうちに決めとくんだよ」
「あーそーゆことね」
「じゃ、戻ろ」
30分後
「あ、着いたって」
ま「じゃあ俺も帰ろ」
「なら、一緒に乗ってけば?」
ま「だからいいよってば笑」
「ふーん」
ま「なんだよそれ笑」
ま「俺が悪いみたいじゃん笑」
あなたが車の方に走っていく
「えいちゃんーー!」
え「おー、おつかれー」
「ホントにごめん!行きも帰りも!」
え「別に今日暇だからいいよ笑」
「さっすがぁ〜笑」
え「なんだよそれ笑」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!