レントゲン………
といい白衣を着た医者はレントゲンにうつっている丸く小さい部分を指さした。
この前の夏も見た
乗り込むように聞いた
すると、うつむき、俺の資料を見て「必ずとは言いきれませ…ん」と呟いた
俺は立ち上がり扉を開けスタスタ歩いていった
ガチャンッ
次の方どうぞ~という声が遠くから響く
俺は裏道から外へ出て、近くの自動販売機でコーラを買った
130円か…
チャリンチャリン…
お金を入れ出てくるのを待つ
冷たいコンクリートの壁にもたれる
今日は雲が少ない…雨も降りそうにない天気だ
シュワッ
コーラを開け、1口飲む
座り込んでため息をついた
上をむくと
シャオロンが座っていた
遠くから声が聞こえる
表の病院の扉で怒り狂っているトントンとゲームをしてるショッピ君に______
いつもと同じみんな
みんなの元へ小走りで行く
ザザッ
僅かな音がして振り向くと
黒い影が
反対側へ走っていっていた
といいトントンの肩を軽く叩く
黒い影がいた所を指差す…が、
もうそこには黒い影はいなかった
ザッザッザッザッ
俺達は学校にまた歩いていった
皆から聞くには授業中らしい
授業もダルいけど学校に行かないと
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。