無言で帰り道を歩く山田涼介さんにお礼を言った
それでも山田涼介さんからの返事は無い
気まづい雰囲気のまま私達は歩いていくと
山田涼介さんが働いている珈琲店が見えてきた
私は山田涼介さんの言葉にコクンと頷いて珈琲店の扉を開けようとした…が
定休日だった
私はガッカリしたが、山田涼介さんに頭を下げて
またまたお礼を言って帰ろうとした
しかし山田涼介さんに腕を掴まれた
ニヤリと山田涼介さんは笑った
しかし山田涼介さんはズボンのポケットから鍵を取り出して店の裏に回った
私は呆然と見ていると
ガチャッ
定休日と書かれた札はそのままで扉が開いた
私は山田涼介さんが開けてくれた扉から中に入った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。