第30話

過去
600
2019/03/27 11:55
月日は流れ、記憶喪失になってから、約1ヵ月が経とうとしていた。


一日ごとにリセットされる記憶喪失は、普通の記憶喪失にっ戻りつつあった。


そんなある日のこと。
壱馬
紗季ー、おはよー!
紗季
おはようございます!
壱馬
なぁなぁ、毎回思っとったんやけど、敬語辞めへん?ためにせん?
紗季
いいんですか?、
壱馬
いいから、言っとんの笑あと、壱馬さんじゃなくて、今までみたいに壱馬って呼んで?
紗季
うーん·····今までがどんな感じだったかは、わかんないけど、頑張ってみる!
壱馬
おう!
紗季
ねね、壱馬·····。先輩方に会ってみたい·····
壱馬
え?!
紗季
え?だめやった?
壱馬
いや、全然いいのやけど、言うて、知らない人来るんやで?
紗季
あ、そっか·····でもさ、改めて、仲良くさせて頂く第1歩!って考えたら、大丈夫だよ!
壱馬
お、おう。紗季、相変わらずポジティブシンキングやな笑
紗季
そー?笑
壱馬
んー、誰呼ぶ?
紗季
壱馬が尊敬してる先輩。
壱馬
わかった、聞いてみるわ
紗季
うん!
数分後
壱馬
紗季!来てくれるって。
紗季
おぉ!すごい!
壱馬
え笑何が笑笑
紗季
うん、わかんないね。
壱馬
おーい!笑
そんな風にちょっと言い合っていたら、ピーンポーンとチャイムがなった。
紗季
私、出てくる!
壱馬
俺も、行くよ。
紗季
ありがと!
壱馬
あ、来たよ!
お邪魔しまーす笑
紗季
こ、こ、こ、こんにちは!
壱馬
あ、臣さん。紗季記憶喪失になったので、臣さんのこと誰だかわかんないんです·····すいません。
謝ることじゃないよ笑大丈夫。また、1から仲良くなればいいし。
初めまして。同じ事務所で、三代目 J SOUL BROTHERSのボーカルやってる、登坂広臣です。みんなからは、臣って呼ばれてる。後輩から、臣さんかな?
紗季
なるほど·····じゃあ、臣さん!今日から改めてよろしくお願いします!
よろしくな!
壱馬
あ、臣さんあっち行きましょ。
はーい!
紗季
·····っ
壱馬
紗季?どうかした?
紗季
あ、ううん?なんでもないよ?
壱馬
なんか、あったら言うてな?
紗季
うん
紗季
あ、お茶入れてきますね。
そんな、気使わなくていいよ?
紗季
いや、さすがに先輩なので笑壱馬だったら、しないかもしれないけど笑
壱馬
おい!笑
紗季
冗談だよ笑とりあえず、お茶入れてくるから、
壱馬
うん。
紗季
·····っ
ガシャン
壱馬
紗季!
紗季
ごめん、ちょっとクラクラしてて·····
壱馬
後始末は、俺がしてるから、あっちで休んで。
紗季
いいよ、私がやるから
クラッ
壱馬
いいの。俺がやっとくから、休んでて?
紗季
わかった·····
大丈夫?紗季。
紗季
はい·····ちょっと、クラクラするだけなので·····
壱馬ー、俺手伝うよ
壱馬
ありがとうございます
あ、俺これ捨ててくるから、掃除機かけといて?
壱馬
はい!
紗季
··········っ。ハァハァ
壱馬
ん?紗季?どうした?
紗季
ハァハァハァハァ
壱馬
紗季!紗季?!
紗季
ハァハァ·····頭がっ·····
壱馬
頭?
紗季
痛いっ·····ハァハァ
壱馬
紗季?!
紗季
ハァハァハァハァ
壱馬
紗季!
壱馬ー?
壱馬
お、臣さん!紗季が
バタッ
壱馬
紗季!?
うぉ!取り敢えず!救急車呼ぶわ
壱馬
はい!
私の頭に突然、刺激が走った




気づいて起きた時には、病院のベットにいた

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