第16話

過去
677
2019/02/11 10:30
壱馬side
今日は、ライブツアー初日。
そんなこともあってか、いつも以上にメンバーが盛り上がっている。



でも、俺を含むボーカル3人はいつもレコーディングの時などに引っ張ってくれていた紗季が居ないからか、少しいつもより気分が下がっている。
LIKIYA
壱馬、今は落ち込んでてもいいけど、ライブの時は死ぬほど盛り上がれ、そして、盛り上げろ。それで、紗季の分まで楽しめ。
壱馬
はい!
よっしゃ、円陣組むでー!
RIKU
はい!
LIKIYA
ライブ初日、紗季の分まで楽しで盛り上がりましょう!LadyGO!
全員
おぉー!
そして、ライブツアー初日がスタートした。
·····









そして、アンコールが終わった。
ライブが終わり、バクステの時間になった。
ファン
ライブ、お疲れ様です!
RIKU
誰ファンなの?
ファン
壱馬くんと紗季ちゃんです。
壱馬
ごめんな、紗季おらんけど。おいで?
スタッフ
はいじゃあ、写真撮りまーす!321、Σp📷ω・´)
LIKIYA
ありがとうございましたー!
北人
また来てねー!
·····
そんなこんなで、バクステも終わり楽屋に戻った時、タイミングバッチリで電話がなった。
紗季side








今日は記念すべきライブツアー初日。
たぶん、みんな盛り上がってるんだろうなー。と思いつつ、レッスンに向かった。
先生
startthelessonsofromnow
(今から、レッスンを始めます!)
紗季
OK!
さすが、アメリカ。ちゃんと英語なんだ。笑と、思いながら、基礎練が始まりいよいよ歌の練習
先生
FIRSTofalltrytoSingnormally
(まずは普通に歌ってみて。)
そう言われ、私は大好きな「キミがいるから」を英語版で歌った。
歌い終わり、先生が
先生
どんな気持ちで歌った?
(英語で聞いてることにしてください·····)
紗季
特に何も·····
先生
あなたが今歌った歌には、何も込められていなく、雑な歌だった。
紗季
はい。
先生
でも、それは誰かに届くように歌うとだいぶ変わるの。誰でもいいわ。思い浮かべてみて?この歌を歌って一番最初に聞かせたい人を。
そう言われ、1番初めに思いついた人。





それは·····
紗季
壱馬·····
先生
壱馬?一体誰?
紗季
私の彼氏です。
紗季
私に、勇気や希望、愛情、色々なものをくれた恩人でもあり、愛する人でもある人です。
先生
あなたにはそんないい人がいるじゃない!さぁ、その人を思い浮かべて歌ってみて。
紗季
〜♬︎
先生
なんだ!出来るんじゃない!最初からそれで歌えば良かったのに。(* ´ ˘ ` *)
紗季
ありがとう!
先生
いや、私は何もしてないわ。全てあなたの努力よ。次は、その曲をもっと良くするためにはどうすればいいか。それが今日の宿題よ。
紗季
OK。じゃあ、また明日!
レッスンが終わったから、今日のことを電話しようと思い、スマホをバッグから取り出した。








その時間はちょうど日本時間だと、バクステが終わった頃だった。
紗季
もしもし?
壱馬
紗季!ライブ初日終わったで。
紗季
おめでとー!今日の感想は?
壱馬
ライブ初日ってこともあって、すげー楽しかった!
紗季
そっか。うちはね、今日初レッスンがあったの。いつものレコーディングとは違う楽しさだったり、歌の魅力や音楽の楽しさを学べた1日でした!
壱馬
そっか。また帰国した時にもっといっぱい教えてな。
あ、そうそう。今日なバクステに当たってきてくれた子がな、紗季と俺のファンやったんよ。
紗季
うん。
壱馬
ほんでな、紗季がいなくてごめんな。って言ったらな。
バクステの時
壱馬
紗季、いなくてごめんな。
ファン
少し、悲しいですけど、紗季ちゃんはアメリカで頑張ってるんですから!悲しいより応援したいってことが上に来てます!まぁ、悲しいのに変わりはないですけど笑
壱馬
って言ってたんよ。やっぱ、紗季って人気やな。
紗季
ありがと!
壱馬
じゃあ、明日もあるから切るな。
紗季
うん!私も今から出かけるとこあるから。じゃあね!ライブ頑張れ!
壱馬
おう!
プチ

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