なんて 冗談をいう 。
俺の 視線の先に いつも いるのは
じぇい だった 。
笑っている じぇい を 見ると 、
自然と 笑顔になる 。
そう 、 彼奴 に だけは
俺ら に 普段見せないような顔をして
飛びかかっている 。
それが 気に食わなかった 、
『 友達 』 という言葉では 収まらない
そんな 距離 と 声色 と 表情 。
なんで 俺には 見せてくれないの 。
じぇいの隣には俺が、いればいい
じぇいの為なら 何だって出来る
けいたにはじぇいの隣は似合わない
゛ 諦めろ
ひょん に 抱き締められた時に 、
思い出した 。
彼奴 に 言われた言葉 。
ずっと ずっと 俺を悩ませる原因 。
そんなの 分かってる 。
でも ‥ どうやったら
此方に 振り向かせられるのかなんて
俺には 分からない 。
【 恋なんて しなければ良かった ゛】
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!