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第92話

寝れへんときは、

藤井side

窓の外に向けた視線を車内に移したら、



運転席に座っとる淳太、助手席におる照史は



ナビを見ながらたまに話しとって



真ん中の座席に座っとる、



しげ、望、神ちゃんは携帯見て気を紛らわせたり、



窓の外を見つめとる。



濵ちゃんはたまにあなたのことを眺めたり、



窓の外を眺めたりしとる。



みんな気が気じゃないって感じやわ。



あなたはというと、



淳太があなたに寝ときって言うてから



10分くらいたった今も、目はつぶっとるけど



多分寝れてない。



なんでって言われたら分からへんけど



そんな気がする。


藤井流星
あなた、寝れへん?

そう声をかけたら、



まぶたをゆっくり上げて頷いた。



そらそーやわ。



ママとパパの2人ともが今病院おって



危ない状態で寝れるわけないよな。
藤井流星
無理して寝んでもええんやで
あなた

うん、

藤井流星
じゃあ、俺が前にあった話するから
聞いてくれへん?
あなた

ええよ、

藤井流星
この前な、


そう言って、他愛もない話を始めた。



あなたの場合は、



寝ようって思うよりも



俺の声聞き流しとる方が寝やすいと思うし。



なんでかは知らんけど。笑






藤井流星
それでな、

話始めてどれくらい経ったやろ?



多分そんなに経ってへんとは思うけど、



あなたの規則正しい寝息が聞こえてきた。



寝れた…かな?







どんなに心配でもあなたが体調崩したら意味ない。



寝れるときに寝とかな。
藤井流星
ゆっくり寝とき、

そう声をかけて、あなたの頭を撫でた。