無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第95話

お別れ

重岡side

ヒヤヒヤしながら見てると



急に医者の人がさっきまで動かしてた手を止めた。




……なんで?




そう思って見てるとこっちに近づいて来た。



いやいや、こっちに来る暇あるんやったら



ママとパパのこと見といてや!




医者『出来る限りのことはしたんですが…』
中間淳太
…もしかして、

医者『はい…』

出血の量、打ちどころが悪かった点、



その他にもいろいろ重なったのが原因らしい。
あなた

…そんなわけない!
絶対そんなわけない!!


小瀧と手を握っとったあなたが



ママに駆け寄りながらそう言った。



そら、信じたくないわな。



俺も未だに信じられへん。



医者が来てなんやかんやして



《無理でした》って言われて



《はい、そーですか》って受け止められる方が



どうかしとる。



でもママとパパに繋がれた心電図は



もう波打ってなかった。



医者『今日はひとまずお引き取り頂いて…』
桐山照史
分かりました…
濵田崇裕
あなた…一旦俺らと家帰ろか、
あなた

嫌や!
ママとパパと離れへんから!
絶対目覚ますもん!
あなたおいていくわけないやんか!


目に涙を浮かべながらそう言って



ママと繋いだ手を離そうとせーへん。
神山智洋
あなた…




.
あなた

…大ちゃん?


気づいたら体が動いてて、



あなたのことを抱きしめてた。
重岡大毅
俺らが、俺らがおるから…
あなた

うぅー…(涙)


俺がそういうと、



さっきまで我慢してた涙が溢れてきてた。
あなた

ママぁ…パパぁ…


泣きながらママとパパに声をかけてる



あなたを見とったら心が痛んだけど、



ママと繋がれたあなたの手を離さなあかん。
重岡大毅
流星、
藤井流星
…あぁうん、

近くにおった流星にあなたのことを



抱きかかえてもらおうと思って呼んだ。
あなた

やめてよ!
離れへんのや!


流星が抱きかかえても



ママと繋いだ手は離そうとせんくて。
藤井流星
しげ、手
重岡大毅
…おん

俺が今せなあかんことは



あなたが今1番してほしくないこと。
重岡大毅
ごめんな…

そう言ってママとあなたの繋がれた手を離した。







あなたの手と離すときに当たったママの手は



ほんのりあったかくてもう冷たくなりかけてた。