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第10話

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山田くんからの視線がすごい中、私は蘭ちゃんと日向くんの話をしていた。
『日向くんのがモテる理由は…』
蘭ちゃんが詳しく話してくれるおかげで、日向くんについて詳しくなった。
「面白いんだね、日向くん。」

『そうなの。特にこの前の体育で…』
ふむふむとうなづいた時だった。
私の腕を誰かが掴んだ。
〝誰か〟なんてすぐ分かる。
「何?離して、山田くん。」
昨日と同じ体勢て、でも無表情だった。
これにはみんなだけでなく私も驚き。
いつもニコニコと笑顔を振りまいていた〝あの〟山田くんが無表情だから。
しーん、と辺りは静まった。
山田くんが背中を向けている廊下にいる人達はその表情が見えないからか『何で手なんか掴んでるの!?』とワーワーしていた。
『ちょっと来てくれる?桐山さん。』
私は教室に入ってきた山田くんに無理矢理引っ張られた。
どこかに向かう途中、日向くんと目が合った。
『おー、桐山さん!』
それに返事をしようとしたが、私の腕を掴んだままの山田くんが急に走り出したせいで出来なかった。
唯一出来たのは、手を振ること。