でも楽しかった。友達も出来たし遊ぶ約束もしちゃったし。
最高のスタートで始められたのではないかと思ってる。
自分の部屋に入ってカバンをそこら辺に放り投げて、設置したばかりのふかふかベッドにダイブした。
連絡先ある……親以外に連絡先がある!!
それだけでニヤニヤが止まらない。
はたから見たら気持ち悪いんだろうけど(
なにか設定しておかないといけないものあったらのちのち面倒になりそうだし今のうちにやっとこ。
……あ。これ、音楽聴けるアプリじゃん
目が覚めると、真っ暗な場所にいた。
真っ暗で何も見えないし動きようがない。
とりあえず人を探そう。
そう思って声を出してみた。
一応声の大きさには定評がある。
川を挟んで会話とかしてたし。
機械混じりの少女の声。
いや、まさかね……
段々暗闇に目が慣れてきて
周りを見渡すと、声が聞こえた方向に人影があった。
目を凝らしてよーく見ると、その子は……
初音ミクっぽい人だった。
いやいや、普通に話してるけど
初音ミクと話せる訳ないし……夢か。
なら今のうちにいっぱい話しとかなきゃ。
Untitledの再生を止めると、
またスマホが光って目の前が見えなくなった。
一瞬、ハッキリとミクの姿が見えた気がした。
「ご飯だよー!」という私に負けない母の声でハッと目が覚めた。
ベットの上にいた。寝ていたみたいだ。
初音ミクと話していたような気がする。
でもよく覚えていない。
何故かやけに照明の明かりがまぶしく感じた。
次回、❤10個で解放。
━*━*━*━*━*━*━*━
こんにちは、作者です。
❤5個達成、そしてお気に入り登録ありがとうございます!!
早く達成されて嬉しい限りです(。・‧̫・。)
セカイは「暗闇のセカイ」という名前でございます。
常に暗闇に覆われているためミクちゃんの姿がよく見えません……
姿については皆さんの想像上のミクちゃんを当てはめてみてくださいね。
さて、次回は❤累計10個で解放となります。
この小説の❤が累計で10個で第3話が公開されます。
次回出会った人がのちのち
重要になったりするかも?
お楽しみに!!
次回お会いしましょう。
ではでは。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。