第4話

第2話 暗闇のセカイ
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2021/03/25 13:18
あなた
ただいまー!
あなた
はぁ、疲れた……





でも楽しかった。友達も出来たし遊ぶ約束もしちゃったし。
最高のスタートで始められたのではないかと思ってる。




自分の部屋に入ってカバンをそこら辺に放り投げて、設置したばかりのふかふかベッドにダイブした。




あなた
ふふふっへへ、んふふふふ
(◦ˉ ˘ ˉ◦)





連絡先ある……親以外に連絡先がある!!
それだけでニヤニヤが止まらない。
はたから見たら気持ち悪いんだろうけど(




あなた
そういえばスマホの機能あんまりいじってなかったな。





なにか設定しておかないといけないものあったらのちのち面倒になりそうだし今のうちにやっとこ。

……あ。これ、音楽聴けるアプリじゃん




あなた
あれ、元々曲入ってる…?
あなた
Untitledアンタイトル……
そんな曲あるんだ。
あなた
えっ、スマホが光って──!?




















目が覚めると、真っ暗な場所にいた。




あなた
どこ、ここ……
あなた
さっきまで部屋にいたはずじゃ、、





真っ暗で何も見えないし動きようがない。
とりあえず人を探そう。
そう思って声を出してみた。

一応声の大きさには定評がある。
川を挟んで会話とかしてたし。




あなた
スウゥゥゥ……
あなた
誰かいますかー!!
初音ミク
ふふっ、そんなに大声出さなくても近くにいるよ
あなた
近い…けど、誰よ
あなた
でもこの声聞いたことあるような…





機械混じりの少女の声。
いや、まさかね……




段々暗闇に目が慣れてきて
周りを見渡すと、声が聞こえた方向に人影があった。




目を凝らしてよーく見ると、その子は……
初音ミクっぽい人だった。




あなた
はっ…初音ミク…?
初音ミク
はじめまして。ミクだよ
あなた
名前も同じなんだ……じゃあミクか
あれ、でも見慣れたミクじゃない…
初音ミク
それはよくわからないかな。
私は私だよ
あなた
そっか





いやいや、普通に話してるけど
初音ミクと話せる訳ないし……夢か。




なら今のうちにいっぱい話しとかなきゃ。




あなた
ねぇ、ここはどこ?
初音ミク
ここはセカイだよ
あなた
セカイ?
初音ミク
キミの想いから生まれたセカイ。
想いが見つかった時、その想いが歌になるんだ
あなた
へぇ、不思議
初音ミク
1人できたの?
あなた
うん
初音ミク
そうなんだ
あなた
他に人がいるの?
初音ミク
わからない
初音ミク
でも、キミ以外にもいた気がする
あなた
いるといいなあ
あなた
あ、自己紹介してなかったね
あなた
私、朝霞あなた
初音ミク
うん。知ってる…気がする
あなた
曖昧だね
あなた
今の私みたい
初音ミク
そうかもね
あなた
ねぇ、姿がよく見えないんだけど
初音ミク
私もよく見えてないよ
あなた
もっとこっち来れる?
初音ミク
いいよ
あなた
うーん…ちょっと見やすくなったかな?
初音ミク
うん。少し見やすくなった
初音ミク
……あ、ひとつ思い出した
あなた
ん、何?
初音ミク
Untitledを止めると元に戻る
あなた
帰れるってこと?
初音ミク
多分そう
あなた
じゃあ戻ろうかな
初音ミク
わかった
初音ミク
また来てね
あなた
うん。またね





Untitledの再生を止めると、
またスマホが光って目の前が見えなくなった。
一瞬、ハッキリとミクの姿が見えた気がした。




「ご飯だよー!」という私に負けない母の声でハッと目が覚めた。

ベットの上にいた。寝ていたみたいだ。

初音ミクと話していたような気がする。
でもよく覚えていない。

何故かやけに照明の明かりがまぶしく感じた。



















次回、❤10個で解放。









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こんにちは、作者です。
❤5個達成、そしてお気に入り登録ありがとうございます!!
早く達成されて嬉しい限りです(。・‧̫・。)

セカイは「暗闇のセカイ」という名前でございます。
常に暗闇に覆われているためミクちゃんの姿がよく見えません……
姿については皆さんの想像上のミクちゃんを当てはめてみてくださいね。

さて、次回は❤累計10個で解放となります。
この小説の❤が累計で10個で第3話が公開されます。

次回出会った人がのちのち
重要になったりするかも?
お楽しみに!!

次回お会いしましょう。
ではでは。




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