(緑谷)
ふぁーあ。よく寝た。あ、7時だ!起きないとっ!
ドタドタ
いつもいる、あの人がいない。
え…?夜盾さんが転入してから、
寝坊なんて1度もない。
と、三人が腰を上げる
と、一瞬でつり上げる。
いつも懲りないね…
夜盾さん。大丈夫かな…具合、悪いのかな…
でも、昨日の疲労?
コトッ
八百万さんがと紅茶をだしてくれた。
頭を下げていただきます!
ドタドタドタドタ!
勢いよく麗日さん達が降りてくる。
麗日さん達は驚いた顔で顔を見合わせてる。
そんな…夜盾さんが?
僕は中庭や、昨日のトレーニングしたところなどを探した。
あちらこちらで夜盾さんの名前を呼ぶ声が。
僕も協力しないと!
と、10分くらい探してリビングに集まる。
どこだろう…
もしかしたらヴィランに?
僕はまた守れなかったのか?
悔しい。
胸がズキズキする。
本当は、夜盾さんのこと、
好きなのに。
僕の好きな人は
本当は、
夜盾さんなのに!
夜盾さんがいないと、彼女の笑顔が
僕の救いなのに。
どこにいるの?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!