第6話

6話
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2022/10/05 13:30
紫花:しっ、、時雨っ!!



皆:?!

爆豪:誰だあの女。

紫花:時雨の個性、使うのはやめよう?

皆:!!

死柄木:おい紫花。お前は黙って見てろって言ってんの聞こえなかった?バラバラにするよ?

紫花:だっ、だって!!

そう言って俺を見る紫花。

目が、、合った。

紫花:だ、、だって、時雨の個性は、意志が強い人には効きづらい、、でしょ?

少しずつ、少しずつ、言葉を紡いでいく紫花。

紫花:ヒーロー科の人たちの意思が弱いとは、、思えないから、だから、

死柄木:やらない方が良いと?

紫花:っ!う、うん!

時雨:紫花、、余計なこと言ってんじゃねぇよ。俺がやるって言ってんじゃん、聞こえねぇの?

死柄木:、、、ふぅん、じゃ、良いよ。紫花。お前がやれ。

紫花:ぇっ

時雨:はぁ?!なんで俺じゃねぇの?!弔、俺に任せたよな?後から変えんなよ!!しかも、こいつに任せたって大した働きもできねぇだろ?!

死柄木:ヒーロー科に効きやすいのは紫花なのは事実だろ。

時雨:ふざけんな!!

急にヴィラン同士で争い始めた。

横目にオールマイトを見る、、が、あの脳無というやつ、いくらオールマイトが攻撃してもさっきと変わらず耐えている。

死柄木:あ”ー、もうどうでもいい。時雨。お前で良いから。良いから早くやってよ。生徒一人逃してんだよ。雄英の他のヒーローが来たら本当にゲームオーバーだ。今はゲームオーバー直前のライフ1なんだよ。

時雨:フンッ、最初っからそうしてれば良かったんだ。確かに俺の個性はこいつらには効きづらい、、けどな、効くことに変わりはねぇんだよ。

爆豪、切島、緑谷はこいつの次の行動に構えているが、、俺は今からどうこうしようと意味がほぼないことを知っている。

ハッ、ヒーロー志望が”諦め”なんてしちゃいけねぇのにな。

でも、今の俺たちじゃ太刀打ちできねぇのは確かだ。

こいつの個性、、直接は知らないが、『俺の個性から逃げられるやつなんてテメェらん中に誰もいねぇ。』の言葉と、紫花の個性からいくらか推測ができる。

こいつの個性は、、記憶を操る。

紫花もそうだった。

よく双子で個性が似るというのは有名な話だし、そもそも個性は遺伝することが多い。

双子でなくとも兄妹で皆同じ個性ってとこもある。

厳密には紫花とこいつの個性は違うようだが、物理攻撃じゃないだけ今のメンツじゃどうしようもねぇ。

焦凍:お前ら。こいつの個性は記憶を操る。細かくは分かんねぇけど、、気を確かに持てよ。これがこいつの個性に対しての唯一の対策だ。

緑谷:どっ、どうして知って、、、ま、まぁ、それは今は良い!物理攻撃じゃないなら、一旦相手の出方を見るしか、、

時雨:出方も何もねぇよ。そっちに俺の個性を知ってるやつがいたって、対策の仕様なんてねぇ。

切島:言ってくれちゃってよぉ?!

爆豪:記憶を操るダァ?!

時雨:言ってろ言ってろ。もうテメェらは俺の個性にかかってる。遅ぇよ。

切島:なっ、、、!

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