第10話

しゅうろく。
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2019/01/26 13:12
勝利サイド

確か今日の収録に姉ちゃんいたはず

「マネージャー、姉ちゃんと一緒だよね?」

マネ「はい」

「ありがと」

健人「え、姐さんと一緒なの!?」

「うん」

健人「いいなぁ〜

姐さんめっちゃ忙しのにバラエティ番組も出ちゃうんだね」

「あの人は限界って言葉を知らないからさ笑
じゃあけんてぃーバイバイ!
今度ご飯食べよ」

健人「うん!
頑張れ!」

「けんてぃーもね」

さ、スタジオに向かおう!!




楽屋到着!

早いって言ったら終わりだよ!

マネ「じゃあ待ってて下さい」

「はーい
あ、ねぇ隣って誰?」

マネ「お姉さんですよ
佐藤さんが「姉ちゃんと一緒の時は楽屋隣にして!」って言ったんじゃいですか」

「俺そんなこと言った?」

マネ「言いました。
自分の言ったことにちゃんと責任とってください。
じゃあ失礼します」

バタン

…怖いマネージャーは置いといて…

俺は姉ちゃんの楽屋にでも行こうかな

1人でいるより姉ちゃんといた方が楽しいもんね

俺は自分の楽屋を出て隣の姉ちゃんの楽屋に行った

そしたらダンスの練習してて、俺は隅っこで見学

マネージャーの玲奈さんには気付かれたけど姉ちゃんには気づかれないまま10分経過

…うん。いい加減話しかけよう

「姉ちゃん」

あなた「…なんだこれ…
え、1、2、…はぁ?」

「はぁ…
姉ちゃん!」

あなた「うわぁ!!
え、何だ勝利か…」

「おはよ」

あなた「朝会ったから
はぁ…もうなんで来んの」

「いいじゃん。
はい、おつかれ〜」

あなた「強制終了…」

俺は近くにあったタオルを姉ちゃんに渡して元座ってた場所に座った

姉ちゃんは汗を拭きながら飲み物を飲んだり、パソコンで細かくチェックしたりしてる

やっぱり楽屋でも休んでないのか

ま、知ってたけどね!

Prrr

Prrr

「姉ちゃんスマホなってるよー」

あなた「今無理」

「この音電話だよ?」

あなた「だから無理」

「…」

姉ちゃんには申し訳ないけど画面を見るとそこには、【母】の文字が

「姉ちゃん!
母さんから来てる!」

あなた「はぁ?」

「出なよ!」

あなた「チッ…はぁ…」

舌打ちとため息は聞こえなかったことにしよう

姉ちゃんはスマを取り不機嫌に電話に出た

あなた「なに

はぁ?
そんなの私知らないよ

だって勝利がそうしてるんだもん

なんで私が怒られなきゃいけないの
意味わかんないから

だからさぁ!!
私は知らないって言ってんの!
勝利に直接言ったらどうなの!?

怒ってないじゃん!
そっちが意味わかんないこと言ってるからでしょ!?

はぁ…
もういいよ。ハイハイ言っときますよ。

うるさいなぁもう!
私は知らないから
ブチッ」

「はぁ…
今度は何?」

あなた「あんたがいけないんだからね」

「なんで俺なの?」

あなた「あんたが実家に帰らないでこっちばっかに帰ってくるからどーなってんのだってよ。」

「あー…笑」

あなた「あーじゃないよ。
ばか
はぁ…
こっちに住むなら住むでいいからさ、母さんとちゃんと話してくんないかな
あの人が電話して聞いてくんのほんと無理だから」

「分かったよ…
ごめんね?」

あなた「分かったならもういいよ。
はい、準備するから出てって」

「えーもう?」

あなた「殺されたいならいてもいいよ?」

「でまーす。
じゃあ後でね」

あなた「はいはい」

姉ちゃんに無理やり?追い出され俺は自分の楽屋にもどった

うーん…
二人の仲どうしたら直るんだろうか…

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