だいちside
帰宅中
今日もいつもどうり編集して、動画撮ってみんなとふざけあってた
でも、
帰る時間が合えば一緒に帰るあなたが今日は隣にいない
あなたが少し編集をミスって家では寝てしまって長く編集出来ないからHAPに残るらしい
あなたと2人っきりになる時なんて帰り道しかないのになぁ
なんて思いながら歩いていた
あれってもしかして
はるきくんかな、
***
やっぱり好きだったんだ…
俺は風呂に入る気にもなれなくて
そのまま眠りについた
***
5時か
変な時間に起きちゃったな
昨日のはるきくん
俺より年下なはずなのに、あなたについてちゃんと考えてて…
いつか俺もあなたに告白したりすんのかな
なんて考えてた
***
あなたside
昨日は編集でミスをしてしまって
家に帰ったら眠くなるからと思ってみんなが帰った後
HAPを借りて編集していたのに気がついたら夜があけて朝になってた
みんながきちゃう
そう思いながらも眠気に耐えれるはずがなく目を瞑ってしまった
***
目が覚めると隣にはだいちが座って編集していた
安心して胸を撫で下ろした
きっと怒られるだろうな
そう思った
だいちがソファーをポンポンたたいている
そういうとだいちは私に布団をかけて
みんなが来るまでそばで編集してくれていた
だいちはそういうとこが昔から変わらない
いつもそばで私を支えてくれていた
感謝してもしきれない
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。