第2話

イデアズ編 1
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2021/06/20 00:03
AZUL side
アズール
アズール
イデアさん、失礼します。
今日はイデアさんの部屋にお邪魔している。
イデアさんは、トイレにでも言っているのでしょうか?返事がない。
アズール
アズール
今日約束してるんですから、いつでも時間空けといてくださいよ。まったく…
イデアさんが来るのを待つため、床に座った。すると目の前に水らしき物が置かれていた。まだ一口も飲まれていないようですね。
うぅ…喉が渇いた。しょうがない。一口貰うとしましょうか。
別にいいですよね?恋人ですし…
ゴクッ
アズール
アズール
うまっ。これ、ほんとに水なんでしょうか…?
結局気づいたら、その水らしき物を全て飲み干していた。
アズール
アズール
イデアさんが、来る前に何とかしないと…
いくら恋人とはいえ、一口飲んでしまった。というレベルではないので案がないか探している時
イデア
イデア
アズール氏〜、ごめん!
今日は限定フィギアの発売日でしてー…ってアズール氏どしたの?拙者のベッドなんかに潜って
つい体が動いてしまった。なにかに包まれたりしていないと落ち着かない体質なので、近場にあるものといえば…布団しか思い浮かばなかった。
ここはー…
寝たフリだ。
イデア
イデア
おーい。アズール氏?
もしかして…寝てる?
やっぱりアズール氏は、学生兼社会人見たいなところあるから、疲れちゃったんだよねぇ〜。
お疲れ様。
すると、イデアさんは僕の頭をそっと優しく撫でてくれた。
このまま寝てるのも何だかそつないので、起きてあげましょう!
アズール
アズール
イデアさん
イデア
イデア
わっ?!アズール氏っ、ご、ごめんっ!!す、直ぐに離れるから!
アズール
アズール
な、なぜ謝る必要があるんですか?
イデア
イデア
だ、だって拙者はアズール氏の寝ている時にぃ…キモオタ乙って感じっすわな〜。ほんと。直ぐに離れます。
ダメだ。この人は1回自分の世界に入ってしまうと、中々戻ってこない。ほっておくか…。
イデア
イデア
…あれ?ない。
ねぇ、アズール氏ー
アズール
アズール
はい?
イデア
イデア
ここにあった水みたいなやつ知らない?
あ、絶対あれのことだ。今言う訳にはいかない…
アズール
アズール
知りませんけど。
イデア
イデア
マ?
困りましたな〜…
アズール
アズール
…その、"水みたいなやつ"ってなんなんですか?
イデア
イデア
ん?あぁ、あれは媚薬の1種だよ。
アズール
アズール
んん"ッ
イデア
イデア
拙者だって健全な男子高校生ですぞ!!
アズール氏は純粋ピュアハートの持ち主かもしれませんけど、誰もがそれな訳では無いので。はい。あの媚薬は試作品だから上手くいってるかわからなかったんだよねー…非常に残念無念。
どうしよう…でも、体に異常はないし、失敗作だったり…?
イデア
イデア
さっアズール氏!ゲームでもしますか!
アズール
アズール
は、はい





大丈夫、大丈夫。
…続く

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