第2話

(1)
609
2019/01/26 16:27

?「あなたーおはよーう」



会社へ出勤して早々、テンションお高めなこの子。



『おはよう実彩子』



この人は私の親友なの。

入社当初、人見知りな私に優しく声をかけてくれた子。

お姉さんみたいな人だけどちょっt...


おっと、これ以上言ったら怒られる。笑




実「今日も仕事頑張ろうね」




『頑張るぞい!』




「『 おぉーーー!! 』」




朝から2人で気合いを入れながらお互いのデスクへ向かった。




(よっこいしょ...)





デスクの上にバッグを置き、椅子に座ってから数分後―――――。





「来たよ!」

「やばい カッコイイ」

「あードキドキしちゃう」



女性社員たちの声がして無意識にそちらを見る。



(見なくても分かってはいるけど...)



そんなことを思っていても目が離せない。


それは実彩子も一緒のようで...




実「あなた! 来た、よね?」



向かい側に座っている実彩子は何故か小声で聞いてくる。




『うん。来たね』




だから私も小声で返答する。

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