長谷川 慎
「 お砂糖いります? 」
あなた
「 くださいっ 」
甘いのしか飲めない私は、砂糖を沢山入れる。
慎くんは 苦いの飲めないの可愛いねって言ってくれたけど、喜んでいいのかな 笑
よしっ、頑張ってアピールするんだっ。
あなた
「 あのっ、慎くんて、好きな人いますかっ? 」
どうしよう、最初から飛ばしすぎたかな。。
長谷川 慎
「 えっ、はい。。います。笑 」
照れたように笑いながら、慎くんはそう言った。
やっぱりいるよね。素敵な人だもん。
あなた
「 ははっ、やっぱり居ますよね 笑 」
あーあ、初恋は叶わないのホントなんだ。
長谷川 慎
「 あなたさんは?いるんですか? 」
もうどうにでもなっちゃえ。
あなた
「 いますけど、告白せずに失恋です。笑 」
長谷川 慎
「 いるんだ。。どんな人? 」
あなたなんだけどなぁ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。