第13話

第11話 蜘蛛の鬼
5,726
2019/12/10 10:30
山の中を走り回った。糸切って、人助けて。そしたら遭遇したの。鬼と。
氷川
氷川
(うぁぁ。十二鬼月やんけ。)
ガサッ。
氷川
氷川
(ん?誰か来た?)
氷川
氷川
(相手知ってんのか?十二鬼月の《下弦の伍》だぞ?)
氷川
氷川
早く逃げた方が身のためですよ?
彼は「階級が上がるし」と命より階級の方が大切なようだ。
氷川
氷川
ばっ、バカ!相手は……
と言おうとしたら敵の攻撃が!!
すぐ間合いに入り、
氷川
氷川
全集中雪の呼吸壱の型 雪の華
氷川
氷川
(押し切れたな、)
氷川
氷川
大丈夫?またこんな目に会いたくなかったら下山すること。
「はい……」と言いながら彼は下山して行った。
氷川
氷川
(さぁてどうしょうかなぁ。)
累
ねぇ。なんであの男を守ったの?
氷川
氷川
(へ?)
疑問しか出てこないあなた
氷川
氷川
仲間だから?
氷川
氷川
(自分でも分からん。なぜ守ったのか。)
累
仲間だから?自分も死ぬかもしれないのに?
氷川
氷川
今は生きてるでしょ?それにここでは死なないから。それに人助けって大切なことだよ?
ニッコリ
累
ねぇ。家族になってよ。
氷川
氷川
は?なぜ?
氷川
氷川
(訳分からん。鬼になれ?家族?)
ガサッ
鬼
もうやめて……
きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ
氷川
氷川
可哀想。家族なんでしょ?身内が。
氷川
氷川
(ん?なぜこっちを見る。なんか変なこと言った?)
累
君は人間だろう?なぜ?
氷川
氷川
(なぁーんだそんなこと。)
氷川
氷川
鬼も人間だったのだから。
その瞬間嬉しそうに目を見開いた。
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ちーずけーきです!この話はあと2話で終わるかな?
このあとは柱合会議です!楽しみが広がるのと。
番外編そろそろ入れようかな?と考えております!
そうだった。累のお姉さんだけモブ感出ました。すいません。
次回もお楽しみに。
ちーずけーき

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