次の日
正「おはよう、大吾。」
「おはよ。」
正「で、壁ドンやるん?ニヤニヤ」
「当たり前やん笑」
正「うわ、すげえな笑そこまでするって」
「俺のプライドが許さんだけや。」
正「大吾らしいな笑」
放課後
放課後になった。
今が絶好のチャンスや。
「向井あなた。」
『…なんですか。』
「屋上、来てくれへん?」
モブ「え?え?どういうこと?((ボソッ」
モブ「え、告白?だったら向井あなた許さんし((ボソッ…」
周りの女子が色々言っとるな。
俺、人気やな笑
『…分かりました、屋上行きましょう。』
屋上
壁ドンと言っても流星がしてたような告白はせん。
告ったら俺が負けやんか?笑
『…話ってなんですか?』
ダンッ
『!?』
「俺の事、好きになれよ。」
どうや、
これで俺に惚れたやろ?笑
俺に壁ドンされたんやから感謝してほしいわ笑
『……は?』
『意味わかんないんですけど。』
…は?
『用件はそれだけですよね?じゃあさよなら。』
…俺に惚れてない…?
意味わからんやん…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!