あぁー疲れた。
入学式からほんま疲れ溜まるわ笑
ま、今年も俺はチヤホヤされるんやろな笑。
ドンッ
「痛っ…」
曲がり角で誰かとぶつかった。
誰やねんイラつくわ。
お、女子やんか。
女子なら俺の顔を見てキャーとかいつも通りに言うんやろな。
まぁ、俺モテるから仕方ないんやけど笑
『…すみません。では。』
「は…?」
「…俺とぶつかったのにキャーとか言わんの?」
『…は?自意識過剰…?笑』
は?
なんやねん、あいつ。
こんな女初めてや。
『自意識過剰もほどほどにしといた方がいいですよ?笑』
「はぁ?なんやねんお前。」
『こっちからしたらそっちが何なんだって言う話ですけど?』
『では。』
スタスタスタ…
なんなん?
…意味わからん。
…イラつく。
………名前なんて言うんやろ。
…向井あなた?
へぇ…いい名前やなぁ…?
覚えておけよ。向井あなた。
俺に歯向かったこと、
後悔させてやるからなぁ…?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。