いつまで経っても時間だけがボクを置いていく
意味を込め、携帯で連絡出来るはず…ような
携帯には色んな着信があった
誰も来ないくせに、何を…
それでも、それでも携帯の着信には気になってしょうがない
いつまで経っても着信は鳴り止まないほど来ていたし
そうしてボクは、自分の携帯のロックを解いた
それもそうかと、ベットに横たわる
既読になったのがやばかったのか
もっと着信が鳴り止まない
ブザーを消して寝ることを決意した
目を閉じ、自然に眠ることを願った
ブーッッブーッッ
ブチッ
目覚まし解くの忘れてた…
9:54分
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......
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ポスッ
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!